レアル・マドリードでプレーするベイル(左)とペペ(右) [写真]=Getty Images
レアル・マドリードはエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと契約延長の交渉を進めている。レアル・マドリードと2018年6月30日までの契約を結んでいる同選手は今夏の移籍の可能性を報じられていたが、クラブとの契約延長交渉をほぼ締結しており、契約期間を2018年から2020年もしくは21年にする方向で詳細を詰めているようだ。また契約延長の発表はフランスで開催されるユーロ2016の後になるという。
そして、スペイン紙『アス』によると、レアル・マドリードが契約延長の交渉を進めているのはC・ロナウドだけではない。
今年1月に、FIFA(国際サッカー連盟)から18歳以下の選手の移籍に関する違反により1年間の移籍活動禁止処分を受けたが、その後に処分が保留されたレアル・マドリード。今のところは今夏での補強は許されているが、今後、保留されている処分が言い渡される可能性もある。そこでクラブは現戦力の保持にも余念がない。
ウェールズ代表MFギャレス・ベイルとは2019年6月30日まで契約を結んでいるが、選手側とクラブはこれを2021年まで延長する交渉を進めており、実際には数カ月前に合意に至っているようだ。今は900万ユーロ(約10億8000万円)の年俸を手にしているが、新契約の年俸は1000万ユーロ(約12億円)となり、スペイン代表DFセルヒオ・ラモスを抜き、C・ロナウドに次ぐチーム2番目の高給取りとなる。
スペイン人FWヘセ・ロドリゲスは最も契約延長の交渉を急がなければいけない選手だ。ヘセが2013年にレアル・マドリードと結んだ契約は2017年6月30日までで、来夏には契約が切れる。同選手に関しては今夏2つの選択肢があるという。1つはジネディーヌ・ジダン監督が戦力として来シーズンも残すと決断すること。もう1つはスペイン代表FWアルバロ・モラタ(ユヴェントス)や、同DFダニエル・カルバハルのように買い戻しオプションをつけて他クラブへ移籍させるという道だ。
ポルトガル代表DFペペも、ヘセと同様に2017年6月30日で契約が切れる。ペペはレアル・マドリードでプレーを続けることを望んでいるようだが、契約満了時には34歳になるため、クラブは同選手のパフォーマンスを見極めたうえで、契約延長の交渉を進めたいと考えている。
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By サッカーキング編集部
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