2016.04.01

クラシコで誕生した“MSN”…バルサを再び黄金期に導いた最強3トップの足跡を辿る

スアレス、ネイマール、メッシ
次のクラシコは“MSN”の誕生から数えて、公式戦101試合目となる [写真]=Getty Images
「フットボール」と「メディア」ふたつの要素を併せ持つプロフェッショナル集団を目指し集まったグループ。

 2014年10月25日、サンティアゴ・ベルナベウ。バルセロナはレアル・マドリードとの“クラシコ”を戦い、1-3で敗れた。しかし今考えると、その敗戦は、バルセロナに再び訪れる黄金時代のはじまりに過ぎなかった。

 その試合では、ウルグアイ代表FWのルイス・スアレスが待望のバルセロナデビューを果たす。ブラジル・ワールドカップでの噛み付き行為によってFIFAから4カ月の出場停止処分を受けていたスアレスは、クラシコの試合当日に処分解除。すると、ルイス・エンリケ監督は迷わずスアレスを先発出場させた。この瞬間、リオネル・メッシ、ネイマールとの南米3トップ、いわゆる“MSN”がサッカーの試合で初めてお披露目された。

 それから1年半。3月20日に行われたリーガ・エスパニョーラ第30節ビジャレアル戦は、スアレスのデビュー戦から、つまり“MSN”の誕生から数えて、公式戦100試合目だった。これまでの軌跡については、改めて振り返るまでもないだろう。今もバルセロナは、リーガで首位に立ち、コパ・デル・レイでは決勝進出を決定、そして史上初の連覇を狙うチャンピオンズリーグではベスト8へ駒を進めている。公式戦での無敗記録は39まで伸び、まさに向かうところ敵なしだ。

 もちろんそれは、“MSN”の力だけで成し遂げられたものではない。主役たちの陰で働き蜂となってチームを支える同僚やスタッフがいなければ、その強さをこれほど長く維持することはできなかったはずだ。

 とはいえ、“MSN”の存在なくして、今のバルセロナがなかったのもまた事実である。それは3人が残してきた記録を振り返れば、より鮮明になる。

 100試合で“MSN”が記録したゴール数は210(メッシ:86、スアレス:68、ネイマール:56)。同期間のチーム総得点は279であるから、実に75.2%のゴールを3人で挙げた計算になる。また彼らは、その間に96アシスト(メッシ:33、スアレス:39、ネイマール:24)をマークしている。ちなみに、“MSN”が3人揃ってプレーした試合は65試合あるが、敗北を喫したのはわずかに5試合。今シーズンに限れば、9月23日に行われたリーガ第7節のセルタ戦(1-2)だけだ。

 そんな彼らが「101試合目」で迎える相手は、奇しくもR・マドリード。バルセロナとは対照的にR・マドリードがここ1年半の間に辿ってきた軌跡は、混乱や迷走といった言葉に集約される。現時点での両者の順位、チーム状況もそれを物語っている。しかし、だからといって、この先100試合もバルセロナが「最強」の座に君臨し、R・マドリードはその後塵を拝する、と決まったわけではない。今から100試合前には、誰もそんなことを想像できなかったように。

 サンティアゴ・ベルナベウからカンプ・ノウへと舞台を移して行われる、公式戦232回目の“クラシコ”。バルセロナが勝てば、通算成績は92勝48分け92敗で並び、リーグ連覇へのカウントダウンをスタートさせることになる。しかし、長い目で見たとき、今回の戦いが、両者にとっての新たなターニングポイントとなったとしても不思議ではない。

 バルセロナの1人勝ちが続くのか、あるいはR・マドリードが反攻の狼煙を挙げるのか。これまで数々の激闘を繰り広げてきた両雄による激突が新時代への幕開けとなれば、それもまた面白い。

(記事/Footmedia)

欧州リーグ順位表

マンチェスター・C
13pt
マンチェスター・U
13pt
チェルシー
10pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
12pt
ドルトムント
10pt
アウクスブルク
10pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
15pt
セビージャ
10pt
バレンシア
9pt
欧州順位をもっと見る
インテル
13pt
ナポリ
12pt
ユヴェントス
12pt
欧州順位をもっと見る