ゴールを祝うメッシ(10番)とネイマール(右) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第26節が28日に行われ、バルセロナとセビージャが対戦した。
バルセロナは23日に行われたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグでアーセナルを下し、公式戦33試合負けなしとクラブ記録を更新中。この試合で敗れなければ、レアル・マドリードが1988-89シーズンに達成した34試合無敗というスペインサッカーの記録に並ぶ。アーセナル戦からは4名を変更し、DFジェレミー・マチュー、MFセルジ・ロベルト、MFアレイクス・ビダル、MFアルダ・トゥランが先発に名を連ねた。対するセビージャもリーグ戦では第18節のグラナダ戦以降、7試合負けなしと好調。敵地でバルセロナの記録阻止に挑む。
立ち上がりから敵陣に押し込むバルセロナは13分、S・ロベルトからのスルーパスでエリア内右に抜け出したルイス・スアレスが右足で狙ったが、シュートはGKに弾かれた。さらにこのプレーで得た右CKのこぼれ球をエリア外左のスアレスが右足ボレー。強烈なシュートがゴールを脅かしたが、惜しくもクロスバーを叩いた。
ピンチを凌いだセビージャは20分、左サイドをパス交換で突破し、ブノワ・トレムリナスが左足でクロス。ファーサイドでフリーとなっていたビトーロが右足ダイレクトで合わせると、このシュートがゴール左隅に決まり、先制に成功する。だが、バルセロナもすぐに試合を振り出しに戻す。31分、スアレスがエリア手前左で倒されてFKを得ると、リオネル・メッシが左足で放ったシュートが、GKの逆を突いてゴール右上隅に吸い込まれた。
試合はこのまま1-1で前半を折り返す。
後半も先にチャンスを作ったのはバルセロナ。46分、右サイドを駆け上がったS・ロベルトからのクロスをエリア内左のネイマールが右足ボレーで狙ったが、ここはGKに阻まれた。するとこのプレーで得たCKの流れから逆転ゴールが生まれる。48分、左CKのこぼれ球を繋ぐと、エリア内右でパスを受けたメッシが後方に落とし、走り込んだスアレスがグラウンダーのラストパス。最後はゴール前のジェラール・ピケが右足で流し込み、ネットを揺らした。
逆転されたセビージャは51分、ビセンテ・イボーラのパスからケヴィン・ガメイロがGKと1対1となったが、右足のシュートはクラウディオ・ブラボの好セーブに遭ってしまう。バルセロナも直後の52分にネイマールがGKと1対1となったが、こちらもセルヒオ・リコが弾き返し、追加点を許さない。
追加点がほしいバルセロナは71分、エリア内中央でパスを受けたメッシがドリブルで左方向に持ち込み、DFの股下を抜くシュートを放ったが、これは枠の右に逸れた。
対するセビージャも同点ゴールを目指してゴール前まで持ち込むシーンを作ったが、最後までゴールを割ることはできず、試合は2-1のままタイムアップを迎えた。勝ったバルセロナはこれで連続無敗試合を34に伸ばし、レアル・マドリードの記録に並んだ。敗れたセビージャはリーグ戦8試合ぶりの黒星となった。
次節。バルセロナは3月3日に敵地でラージョ・バジェカーノと、セビージャは2日にホームでMF乾貴士が所属するエイバルと対戦する。
【得点者】
0-1 20分 ビトーロ(セビージャ)
1-1 31分 リオネル・メッシ(バルセロナ)
2-1 48分 ジェラール・ピケ(バルセロナ)