グラナダと対戦するレアル・マドリード [写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードは前節、ホームでエスパニョールに圧勝(6-0)し、通算14勝5分3敗で3位をキープするとともに、2位アトレティコ・マドリードに1ポイント差に迫った。消化が1試合少ないバルセロナとは依然として4ポイント差、実質的には7ポイント差があるとも捉えられるだけに、取りこぼしが許されない状況に変わりはない。
ジネディーヌ・ジダン監督の就任以来、ホームではエスパニョールだけではなく、デポルティーボ(5-0)、スポルティング・ヒホン(5-1)と圧巻のゴールラッシュで粉砕し続けているレアル・マドリードだが、アウェーではベティスとドロー(1-1)に終わっている。それゆえ今節のポイントはアウェーでのパフォーマンスに尽きるだろう。
故障中のウェールズ代表MFギャレス・ベイルおよびポルトガル代表DFペペが引き続き欠場となる見込みの今節は、前節同様のスタメンが予想されている。その中では、11試合振りのゴールならびに2試合連続のアシストを記録するなど、ジダン監督の就任により輝きを取戻しつつあるコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスへの注目が高まっている。
対するグラナダは前節、アウェーでビジャレアルに惜敗(0-1)し、通算5勝5分12敗となり16位から19位に後退した。とはいえ、18位ラージョ・バジェカーノとは同ポイント、17位スポルティング・ヒホンおよび16位ラス・パルマスとは1ポイント差、15位エスパニョールおよび14位ベティスとは2ポイント差と、一気に順位を回復できる状況にある。
第5節振りに降格圏内に転落して迎える今節は、基本的には前節に近いメンバーになると見込まれているものの、冬の移籍市場で獲得したFWイサーク・クエンカ、MFアブドゥライェ・ドゥクレ、元ポルトガル代表DFリカルド・コスタが起用される可能性もある。
殆どの要素でレアル・マドリードに大きな差を付けられているグラナダだが、アウェーで対戦した第4節は敗れたものの善戦(0-1)しているだけに、ホームに戻っての今節は勝ち点獲得に期待したい。