前半はベンチから試合を見守ったメッシ [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第3節のアトレティコ・マドリード対バルセロナが12日に行われ、バルセロナが2-1で勝利した。この試合ではバルセロナの絶対的エース、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシがベンチスタートだった。
メッシは昨シーズン、リーガで38試合プレーしたが、1試合だけ先発ではなかった。2015年1月4日にレアル・ソシエダの本拠地アノエタで行われた試合で、2日前にクリスマス休暇からチームに合流したメッシはスタメンを外された。途中出場したが敗れ、試合後のロッカールームでメッシとルイス・エンリケ監督は衝突し、口論になった。メッシが「エンリケか、俺か」とジョゼップ・マリア・バルトメウ会長に迫ったとも言われており、昨シーズン、バルセロナが迎えた最大の危機だった。それ以来、リーガにおいてメッシはずっとスタメンで出場していた。
試合後の会見で、メッシを先発で起用しなかった理由を語ったL・エンリケ監督のコメントをスペイン紙『アス』が伝えた。
「今日、レオと話をした。とても大事なことであり、何分プレーすることができるか、彼のコンディションが鍵だった。(負傷する)危険にさらしたくはなかった。私たちは後半に彼が必要だった」
メッシはインターナショナルウィークにより、アルゼンチン代表としてアメリカで親善試合をこなしていた。その移動距離は1万1000キロになる。バルセロナに戻ってきた後は、次男誕生のためにトレーニングを1日休んでいた。そんな彼のコンディションを考慮して、負傷する危険性が高いと判断し、L・エンリケ監督はメッシをベンチスタートにした。
途中出場したメッシは、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスのアシストから2-1となる決勝点を奪取。ゴール後はおしゃぶりのパフォーマンスをテレビカメラに向けて行い、生まれたばかりの次男マテオ君に捧げた。