2015.09.11

バルサ最強攻撃陣MSNに対抗するアトレティコの3人の“トーレス”

メッシ
今季リーガの優勝争いを占う大一番、アトレティコ・マドリード対バルセロナが日本時間12日深夜に開催 [写真]=Getty Images

 インターナショナルマッチウィークを挟んで2週間ぶりに再開されるリーガ・エスパニョーラ第3節では、アトレティコ・マドリードとバルセロナが早くも激突する。

 直近2シーズンのリーグ王者同士によるビッグマッチ。とはいえ、試合の構図としてはやはり「挑戦者アトレティコvs王者バルサ」になるだろう。果たして、今シーズンのアトレティコには2強の牙城を崩す力が備わっているのか。その命題に、1つの答えが出る瞬間が近づいている。

 アトレティコは、先に行われたスパーリングで上々の仕上がり具合を披露した。前節のセビージャ戦で、同じく“打倒2強”の一角として期待される相手に対し、敵地で3-0と快勝。「やはり2強に割って入るのはアトレティコ」と、現地の識者たちを唸らせた。新戦力のジャクソン・マルティネスにも加入後初ゴールが生まれるなど、チームは上り調子だ。

 そんな中、週末の試合で鍵を握りそうなのが、セビージャ戦で初めて同時出場を果たした「ラス・トレス・トーレス(Las tres Torres)」こと、3人の“トーレス”になる。

 1人目はもちろん、FWフェルナンド・トーレスだ。彼を「バルサ・キラー」としてご存じのファンも多いだろう。バルサ戦では、過去13試合に出場して9ゴールをマーク(*チェルシー在籍時代の1ゴールも含む)。今年1月に行われたコパ・デル・レイ準々決勝セカンドレグでも、開始38秒で先制点を奪ってみせた。その試合は結局、逆転負けを喫することになったが、それは彼が得点を奪った試合で初めて負けたバルサ戦になる。それ以前には、4勝2分けの負けなしという好成績を残しており、背番号9のゴールはすなわち勝利への最短距離を意味している。

 では、残り2人の“トーレス”は誰かと言えば、MFオリベルとDFフアンフランになる。その登録名がゆえに、日本ではあまり馴染がないかもしれないが、2人もまた“トーレス”という苗字を持っているのだ。

 特にオリベルは、この試合で真価を問われることになるだろう。ポルトへの武者修行を経て復帰を果たした今シーズン、バルサへ移籍したアルダ・トゥランの後継者として背番号10を託されると、右MFとして開幕2試合連続でスタメン出場。シメオネ・サッカーの実践に不可欠な守備のタスクもしっかりこなし、早くも成長の跡を披露している。だが、この試合でマッチアップするのは、これまで何度も比較対象に挙げられてきたアンドレス・イニエスタ。偉大な先輩を前にして、本来の特長であるゲームメイク能力を如何なく発揮できるのか。それは、スペインサッカー界の今後を占う意味でも大変興味深い。

 もちろん、フアンフランも「ネイマール封じ」という重責を担っている。おたふく風邪が癒えたセレソンのエースは、8日のアメリカ戦で途中出場から2ゴールを奪うなど、早くもエンジン全開。彼の復帰により、バルサ自慢の3トップが今季公式戦で初めて揃って出場することになる。フアンフランを含めたアトレティコ最終ラインは、パーフェクトな守備が求められることになりそうだ。

 アトレティコがリーガの2強体制にヒビを入れることになるのか、それとも例年通りの筋書きか。今シーズンの行方を占う大一番では、バルサの“MSN”はもちろんのこと、アトレティコの“3人のトーレス”に注目してみるのも面白いかもしれない。

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