2015.08.24

”攻撃の魔法”を失ったレアル…シュート27本も無得点で開幕ドロー

C・ロナウド
リーガ開幕戦で10本のシュートを放つも不発に終わったC・ロナウド [写真]=Getty Images

 2015-16シーズンのリーガ・エスパニョーラ開幕節が23日に行われ、レアル・マドリードは昇格組のスポルティング・ヒホンと対戦し、まさかのスコアレスドローで終わった。



 今夏、新指揮官に就任したラファエル・ベニテス監督は、「4-2-3-1」のシステムを採用。2列目左にエースのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、トップ下にウェールズ代表MFガレス・ベイル、右にスペイン代表MFイスコを起用し、リーガ初戦に臨んだ。試合は豪華攻撃陣を擁するレアルが、4年ぶりのリーガ昇格を果たしたヒホンを圧倒。レアルは27本のシュートを浴びせたものの、この日はゴールが遠かった。

■レアル・マドリードvsスポルティング・ヒホンの試合スタッツ(イギリスのサッカーデータサイト『WhoScored.com』)
※左がレアル/右がヒホン

▼シュート数(枠内シュート)
27本(8本)/6本(0本)

▼パス本数(パス成功率)
635本(85パーセント)/304本(67パーセント)

▼決定的なパス本数
19本/2本

▼ポゼッション
64パーセント/36パーセント

▼ドリブル回数(ドリブル成功率)
26回(69パーセント)/10回(20パーセント)

▼空中戦の勝率
64パーセント/34パーセント

 パスやボゼッションは圧勝しているが、やはり気になるのが枠内シュート。レアルは27本のシュートで枠内に飛んだのはわずかに8本だけだった。昨シーズンのリーグ戦で自己最多となる48ゴールをマークし2年連続で得点王に輝いたC・ロナウドは、同試合で最多10本のシュートを放つが、枠内シュートは4本でどれも不発に終わった。

 スコアレスドローで終わった試合後、ベニテス監督は、「最後のボールで正確さを欠き、ゴール前では十分に冷静ではなかった」と攻撃陣に苦言を呈すと、「問題点は、正確さの着実な改善、選手のコンデイション、チームとして機能する方法だ」と課題を挙げた。しかし、「だが私は楽観的なままだよ」と、状況が深刻ではないとコメントしている。

 この試合、レアルはストライカーのフランス代表FWカリム・ベンゼマを負傷で欠いたとはいえ、C・ロナウド、ベイル、イスコ、そして途中出場のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスなど、攻撃力の高い選手を擁しながらもゴールを挙げることができなかった。スペイン紙『マルカ』は、スコアレスについて「ベンゼマの不在だけでは十分な説明とならない」と指摘しており、「20本以上のシュートを放ち、その大半が枠外に飛んだ。これこそレアルが誇った“攻撃の魔法”が欠陥している証拠だ」と厳しく批評している。

 事実、ベニテス監督が就任して以降、今夏にレアルはプレシーズンマッチ8試合を行い、4試合で無得点に終わっていた。そしてリーガ開幕戦、内容では圧倒するも、精度を欠いてまたもスコアレスドローで終わった。

 レアルがリーガ開幕戦でスコアレスドローだったのは2010-11シーズン以来の5年ぶり。当時はその後第13節のバルセロナ戦まで無敗を維持し、結局シーズンを通して4敗しかしなかったが、順位はバルセロナに次いで2位で終わっていた。

 ベニテス新監督率いるレアル・マドリードは、初公式戦で昇格クラブ相手にノーゴール。無得点問題が改めて浮き彫りとなり、前途多難な船出となった。

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