今年2月、カシージャス(右)の500試合出場を祝福したペレス会長(左)[写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードからポルトに移籍したスペイン代表GKイケル・カシージャスの両親が、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長を痛烈に非難している。12日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えた。
インタビューに応じたカシージャスの両親は「前の会長たちはイケルに対して良くしてくれた。でもフロレンティーノ・ペレスはそうじゃなかった。この会長は彼のことを決して愛することなく、常に心理的なプレッシャーを与えていた。他の選手とは異なる態度をとられ、すべてにおいて不公平な扱いを受け、5年間けなされていた」と不満を爆発させた。
さらに、昨夏ユヴェントスに移籍したスペイン代表アルバロ・モラタがレアル・マドリードをチャンピオンズリーグ敗退に追いやる活躍を見せたことから、ペレス会長がその二の舞を恐れたと話している。
「もちろん息子には多くのオファーが届いていた。でもフロレンティーノはモラタのようにトップチームに行って成功するのを嫌がった。彼はイケルの成功を望んでいない」
そして怒りが収まらない両親は「息子にふさわしいのはバルセロナのようなトップレベルのチームだ。ポルトはセグンダ・B(スペイン3部リーグに相当)くらいのチーム。世界チャンピオンになった選手がポルトでキャリアを終えるなんてありえない」と、最後はカシージャスの移籍先であるポルトまで批判してしまった。