得点を喜ぶメッシ(左)とネイマール(右) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第33節が25日に開催され、エスパニョールとバルセロナによる“カタルーニャ・ダービー”が行なわれた。
21日に行なわれたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント準々決勝セカンドレグでは、ブラジル代表FWネイマールの2ゴールでパリ・サンジェルマンを危なげなく退けた。チームは好調を見せているが、リーグでもきっちりと首位を守るために勝ち点を落とせない状況が続く。
試合は、序盤からバルセロナがチャンスを迎える。3分、ペナルティエリア左に抜けだしたネイマールがシュートを放ったが、ここはGKキコ・カシージャが好セーブでなんとか弾き返した。5分、リオネル・メッシの浮き球に抜けだしたジョルディ・アルバがシュートを試みる。しかし、ミート出来ずにボールがこぼれると、ルイス・スアレスが頭で合わせたが、ここもカシージャがビッグセーブを見せた。
続く11分、メッシの浮き球のパスに抜けだしたネイマールがダイレクトシュート。しかし、ここはクロスバーに阻まれてしまった。18分、再びメッシが浮き球のパスを前線に送ると、ペナルティエリア左のアルバが折り返し、走りこんだネイマールが右足で合わせてゴール。バルセロナがようやく先制に成功した。
勢いに乗るバルセロナ。25分、右サイドでスアレスがボールを持つと、中央のアンドレス・イニエスタへパス。イニエスタは浮き球でスアレスに戻すと、スアレスの折り返しがファーサイドのメッシへ。メッシは角度がない位置からワントラップシュートを決め、リードを2点に広げた。その後もエスパニョールのゴールに迫るバルセロナだったが、ネイマールのシュートもカシージャの好守に阻まれるなど、2-0のままで前半を折り返す。
後半立ち上がりにバルセロナにアクシデントが発生。54分にアルバが警告を2回受けて退場となり、エスパニョールに流れが傾く。
10人となったバルセロナは、57分にスアレスとのワンツーから抜けだしたメッシがシュートを放つも相手に当たったボールはポストに阻まれてしまう。
70分以降はエスパニョールが盛り返し、ルイス・ガルシアや途中出場のクリスティアン・ストゥアーニが決定機を迎えたが、バルセロナの守護神クラウディオ・ブラーボが好セーブを連発し、なんとか切り抜ける。
このまま2-0でバルセロナが“カタルーニャ・ダービー”を制した。
次節、バルセロナはホームでヘタフェと対戦する。
【スコア】
エスパニョール 0-2 バルセロナ