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レアルの元名誉会長ディ・ステファノ氏をかつて誘拐した男が死去

レアルの偉大なレジェンドであるディ・ステファノ氏は1963年に誘拐されたことがある [写真]=Getty Images

 レアル・マドリードの元名誉会長であるアルフレッド・ディ・ステファノ氏が昨年7月7日に逝去してから9カ月、クラブを世界屈指の高みへと押し上げた最大の功労者をかつて誘拐した男が息を引きとったことが明らかになった。

 リーガ・エスパニョーラ制覇8回やチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)5連覇など、レアルの絶対的な大黒柱としてクラブに栄光をもたらし続けたディ・ステファノ氏だが、現役時代晩年に誘拐事件に巻き込まれた経験を持つ。

 1963年8月25日、レアルのプレシーズンの南米ツアーのためにベネズエラの首都カラカスに滞在していたディ・ステファノ氏は、国の現状を世界に知らしめるために国際的な事件を計画していた反政府ゲリラのFALNにより誘拐され、72時間後にスペイン大使館前で無事解放された。

 そして、その実行犯の中心として唯一名が明かされており、同国のゲリラ戦集結後は画家や彫刻家として活躍したパウル・デル・リオ氏が、ディ・ステファノ氏を誘拐したカラカスの地で5日に72歳で死去したことが、スペインの通信社『EFE』などにより報じられた。

 世界中に衝撃を与えた事件の標的にされたディ・ステファノ氏だが、その後に「最初から最後まで不安は消えなかったが、その一方で彼らとはよく喋ったし、一緒にドミノ(西洋カルタの一種)をした。私はその中でベストプレーヤーだったよ」と回想した通り、誘拐グループからは極めて丁重に扱われたことを明かしている。

 そういった背景もあり、ディ・ステファノ氏とパウル・デル・リオ氏は、事件からちょうど42年後の2005年8月25日、レアルがクラブのドキュメンタリー映画として初めて公認した『Real, La Pelicula』の試写会で再会を果たしている。

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