U-12ジュニアサッカー ワールドチャレンジ2013での久保建英(中央) [写真]=Getty Images
バルセロナの下部組織に所属する久保建英が、同クラブを退団し日本に帰国する模様だと、スペイン紙『ムンド・ディポルティーボ』が29日に報じた。
久保が所属するバルセロナは、未成年者の選手獲得についてルール違反があったとして国際サッカー連盟(FIFA)から2回に渡る移籍市場での補強禁止を言い渡された。また、違反によって獲得した18歳未満の選手に対し、FIFAから公式戦への出場を禁じられている。
そのため、現在13歳の久保は、公式戦に出場できておらず、処分の撤回やルールの見直しがない限りは、18歳まで公式戦に出場できないことになっている。
プレーできない状況となり、久保の両親も日本への帰国を考慮。両親は久保がバルセロナでのプレーを続ける可能性を模索したが、2015年に入って3カ月が経たち、その状況に変化はないため帰国の決断をしたと報じられている。
久保は27日に、所属するインファンティルA(13歳から14歳が所属するチーム)のチームメイトにバルセロナ退団の意向を伝え、お別れを言ったという。そして、数日後には日本へ帰国する予定だと伝えられている。