バルセロナ所属のスアレス(左)[写真]=FC Barcelona via Getty Images
欧州で最も多くのゴールを記録した選手に贈られるゴールデンブーツ。レアル・マドリード所属のポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと共に、昨シーズンにその栄誉を授かった当時リヴァプール所属のウルグアイ代表FWルイス・スアレスだが、今シーズンはバルセロナでいまだにストライカーとしての真価を発揮していない。
スアレスはチーム内でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの14アシストに次ぐ、11アシストを記録しているが、ウルグアイ代表ストライカーに皆が望んでいるのはゴールだ。スアレスは今シーズン、5得点しか決めていない。
スアレスの献身的なプレー、チームを助ける姿勢はバルセロニスタ、そして同僚からも支持されている。だが、得点の少なさはどうしても目立ってしまう。
スアレスは自身の価値を実証するためにもシーズン終了時にはチーム内で3番目に得点を多く決めている選手にならなければならない。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』はそのことをスアレスの“挑戦”と伝えている。
今シーズンここまで、バルセロナで最もゴールを決めているのはメッシだ。アルゼンチン代表のキャプテンは32得点を決めている。メッシに次いでゴールを決めているのは、ネイマールで22得点。そして3番目にゴールを決めているのがペドロ・ロドリゲスで9得点となっている。
スアレスは18試合に出場し、5得点を決めている。一方、ペドロは30試合に出場し、9得点。しかし試合数ではなく、出場時間を比べてみるとスアレスは18試合で1428分プレーし、交代出場が多いペドロは30試合で1499分しかプレーしていない。つまり、スアレスは1ゴール決めるのに296分を必要とし、ペドロは166分に1ゴールを決めている。スアレスの得点率が低いのは数字でも読み取ることができる。