レアルのMFイジャラメンディ(左)[写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードはこの冬の移籍市場でメンバーを替える予定は全くないと誰もが考えていた。カルロ・アンチェロッティ監督も「(ルカ・)モドリッチがこの冬の“補強”になる」と負傷者が戻ってくることが“補強”と語っていた。
しかし、ここに来て、全てが変わる可能性がある。
アスレティック・ビルバオのジョス・ウルティア会長がレアル・マドリードにMFアシエル・イジャラメンディの獲得オファーを出したからだ。オファーの金額は2000万~2500万ユーロ(約27~34億円)で額が大きいため、レアル・マドリードとしても真剣にこのオファーを受け入れるかどうか、検討せざるを得なくなっているという。イジャラメンディが退団となれば、獲得が以前から噂されていたブラジル人ボランチのルーカス・シウヴァの獲得にレアル・マドリードは動くだろうと、スペイン紙『マルカ』が報じている。
イジャラメンディを獲得する際に、レアル・マドリードはレアル・ソシエダに3219万ユーロ(当時・約41億7800万円)を払っていた。昨夏もイジャラメンディへのオファーはあったが、レアル・マドリードは同選手を信頼しており、断っていた。今シーズン、イジャラメンディは公式戦21試合に出場しているが、その内スタメン出場は8試合だけ。古巣レアル・ソシエダのサポーターは嫌うだろうが、イジャラメンディは出場時間を手にしたいと考えており、クラブが移籍を容認すれば本人も合意するだろう。アスレティック・ビルバオは現在13位と低迷しており、中盤の補強が急務となっている。
果たして、レアル・マドリードはどんな決断を下すのだろうか。