スペイン代表などのプレースタイルを表す“ティキ・タカ”が辞書に登録 [写真]=Getty Images
青い表紙が目印のオックスフォード英語辞典。英語の授業を受ける上でスペインの若者には欠かせない定番の辞書となっているが、同辞書のデジタル版に“ティキ・タカ”という単語が掲載されることになった。大手メディア『ユーロスポーツ』が伝えている。
“ティキ・タカ”は、近年のスペイン代表やバルセロナのプレースタイルを示す言葉。パスが多くつながる様子を擬音語で表現したものだ。今や世界中の多くのメディアで使われえいる。スペインではアンドレス・モンテス氏という実況担当者が2006年から2009年までスペインテレビ局『セクスタ』のリーガ・エスパニョーラの試合中継の中で連呼し、世間に浸透していった。同氏はバスケットボールとサッカーの実況担当として活躍していたが、2009年に心筋梗塞で亡くなった。
オックスフォード英語辞典では“ティキ・タカ”は以下のように説明されている。
「短いパスが多くを占める高いボール支配率のプレースタイル」
さらにオックスフォードは、“ティキ・タカ”の起源としてバルセロナについても言及している。1つのプレースタイルが、ピッチ上だけでなく1つの単語としても海を渡った。