終了間際に決勝点が決まり、勝利したバルセロナ [写真]=FC Barcelona via Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第13節が11月30日に行われ、バレンシアとバルセロナが対戦した。
前節レバンテとのバレンシア・ダービーに敗れたため、上位に残るためにもホームで勝ち点3が欲しいバレンシア。一方のバルセロナは、11月25日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節のアポエル戦に大勝し、調子を取り戻しつつある。
最初にチャンスを得たのはアウェーのバルセロナだった。ジェラール・ピケがハーフウェーライン付近からロングボールを送ると、走り込んだネイマールが後ろに落とす。ルイス・スアレスがフリーでシュートを放ったが、コースが甘く、ジエゴ・アウヴェスの好セーブに阻まれてしまう。
さらに21分、リオネル・メッシのパスに抜け出したネイマールがドリブル突破からニコラス・オタメンディと接触し倒れる。オタメンディは、ネイマールのシミュレーションだと主張し、ネイマールに詰め寄ると、ネイマールの額がオタメンディに軽く接触。頭突きを食らったとして、オタメンディが痛みを訴えると、両チームの選手が小競り合いを起こし、一触触発の状況に。
前半アディショナルタイムには、バレンシアのカウンターからアンドレ・ゴメスがチャンスを作ったが、角度のない位置から放ったシュートはサイドネットに当り、スコアレスで前半を折り返す。
後半の立ち上がりには、バルセロナはスアレス、バレンシアはロドリゴが好機を得たものの決めきることが出来ない。68分にはダニエウ・アウヴェスのシュートを、スアレスが押し込んだが、オフサイドの判定でゴールは取り消された。
バレンシアもカウンターからソフィアン・フェグリ、アルバロ・ネグレドが立て続けに絶好機を得て、フリーでシュートを放ったが、クラウディオ・ブラーボのビッグセーブに阻まれ得点出来ない。
このまま白熱の一戦はスコアレスで終わると思われた試合終了間際に、バルセロナがついに均衡を破る。後半アディショナルタイム、ラストワンプレーでバルセロナがコーナーキックを得る。逆サイドに流れたボールを、メッシがドリブルで持ち込みクロス。ネイマールが頭で合わせたが、シュートはジエゴ・アウヴェスの正面に。しかしこぼれ球をセルヒオ・ブスケツが蹴り込み、バルセロナが土壇場で先制に成功する。
試合はこのまま終了し、1-0でアウェーのバルセロナが激戦を制した。勝利したバルセロナは首位レアル・マドリードを勝ち点差2で追い、敗れたバレンシアは5位に後退した。
【得点者】
1-0 90+4分 セルヒオ・ブスケツ(バルセロナ)