共にゴールを奪ったネイマール(左)とメッシ(右) [写真]=Getty Images
バルセロナは18日、リーガ・エスパニョーラ第8節で昇格組のエイバルをホームに迎え、3-0で快勝した。
開幕から6勝1分と無敗で首位を走るバルセロナは、前節のラージョ・バジェカーノ戦の先発から4人を変更。マルク・バルトラ、アンドレス・イニエスタ、セルヒオ・ブスケツ、ムニル・エル・アダディに代わり、ジョルディ・アルバ、ハビエル・マスチェラーノ、セルジ・ロベルト、ペドロ・ロドリゲスがスターティングメンバーに起用された。
バルセロナは前半の立ち上がりから、ネイマールとリオネル・メッシの南米コンビを軸に、全体をコンパクトに保ちながら、ゴール前に5バックを敷くエイバルを攻め立てていく。相手の守備ブロックを全体で囲い込むようなポジション取りをするバルセロナは、シャビの緩急をつけたパスから攻撃のリズムを構築していった。
相手を圧倒する戦いぶりを披露するバルセロナは、前半の半ば以降も高いポゼッション率でエイバルを押し込み続ける。24分にはシャビの落としからメッシがゴールを狙うが、左足で放ったシュートはわずかにゴール右に外れてしまう。さらに36分にはゴール前に走り込んだシャビがメッシの浮き球パスに反応するも、わずかに頭を掠めてシュートに持ち込めない。
前半の終盤を迎えてもペースを握るバルセロナは、42分にも得点機を演出するも、メッシのパスを受けたシャビがボックス右から放ったシュートはゴールの左外。44分にはメッシのヘディングシュートが枠内を捉えたが、これは惜しくも相手GKの正面を突いた。相手を圧倒し続けたバルセロナだったが、結局は無得点でハーフタイムを迎えた。
前半に79パーセントのボール保持率を記録したバルセロナは、後半もテンポの良いパスワークを軸にエイバル陣内に攻め入る。48分には右サイドからシャビが入れたFKをゴール前でフリーとなっていたジェラール・ピケが頭で合わせるが、このシュートは精度を欠いて枠内に飛ばすことができない。
だが、後半の半ばにセルジ・ロベルトの負傷交代でイニエスタをピッチに投入したバルセロナはメッシからシャビのホットラインでようやく均衡を破る。60分、ボックス内にフリーランで侵攻したシャビがメッシの絶妙なスルーパスを受けると、相手GKとの1対1を冷静に制し、バルセロナが先制した。
ようやくエイバルのゴールマウスを打ち崩したバルセロナは72分、ブラジル代表コンビが追加点を奪う。右サイドからDFダニエウ・アウヴェスが入れたクロスにボックス中央でフリーのネイマールがボレーで合わせると、右足で放ったシュートが相手GKの脇を抜けてゴール正面に突き刺さった。
スコアを2-0としたバルセロナは、ネイマールのゴールからわずか2分後にも得点機をつくりだす。ワンツーを試みたメッシがネイマールのヒールでのリターンパスを受けてボックス左に侵攻。角度のないところから左足で放ったシュートをゴール右隅に沈めて、バルセロナがリードを3点差に広げた。
その後、中2日で迎えるチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節アヤックス戦に向けて主力を次々と下げたバルセロナは、相手に攻め入る隙を与えることなくシャットアウト。リーグ戦3連勝を飾ったバルセロナが開幕からの無敗を継続し、首位のキープにも成功している。
(記事/超ワールドサッカー)
【スコア】
バルセロナ 3-0 エイバル
【得点者】
1-0 60分 シャビ(バルセロナ)
2-0 72分 ネイマール(バルセロナ)
3-0 74分 リオネル・メッシ(バルセロナ)