ユーロ2016予選グループC初戦で マケドニア代表と対戦したスペイン代表 [写真]=Getty Images
現地9日に行われたユーロ2016予選で、スロバキア代表にアウェーで1-2と惜敗したスペイン代表への風当たりが一気に強まっている。
この格下相手の失態により、同大会およびFIFAワールドカップの予選で37試合振りに黒星を喫したスペイン代表。同国の各メディアも現状に危機感を募らせており、「スペイン、低調から最悪へ」との見出しを掲げた『El Pais』紙は、連覇を目指しながらグループリーグ敗退に終わったブラジル・ワールドカップからのチームの進歩のなさを非難した。
「スペインは何の輝きもないままスロバキアに屈した。ビセンテ・デル・ボスケ監督のチームは、多くの対戦相手と同様に殻に閉じこもったチームを前に、爆発力も創造力も見せられなかった。ブラジルもスロバキアも関係なかった。ワールドカップでエンジンが止まった車は、再び動き出すことはなかった。ユーロのタイトルを防衛する可能性は残されているものの、今のチームは全ての魅力を失ってしまっている」
一方、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、この試合で自らのミスによりスロバキア代表に先制点を許したレアル・マドリードのGKイケル・カシージャスの力の衰えと、代表デビューから6試合ノーゴールに終わったチェルシーのFWジエゴ・コスタのチームとの相性の悪さに言及した。
「カシージャスの折れたような手は、一段と避けられなくなった日没の兆候を示している。また、ジエゴ・コスタはチームの歯車となるのに苦労しており、代表戦の雰囲気にも馴染めていない」
また、「屈辱のスペイン、熱狂のスロバキア」と表現したイギリス紙『ガーディアン』は、カシージャスからマンチェスター・UのGKダビド・デ・ヘアへの守護神交代を推奨した。
「カシージャスがスペイン代表のユニフォームを着る姿はこれが最後だと印象付ける試合が再び繰り返された。長きに渡り最高の守護神だったカシージャスだが、充実の時を迎えたデ・ヘアにより、代表での終焉を迎える可能性が出てきた」
それ以外でも、「赤信号点滅」と題打ったポルトガル紙『A Bola』や、「スペインの危機がさらに深刻に。あらゆる面で一時代が終わりを迎えている」と論じたフランス紙『レキップ』など、ヨーロッパ各紙もスペイン代表のサイクルの終焉を揃って指摘している。