バルセロナのグアルディオラ元監督(左)とL・エンリケ現監督(右)[写真]=Getty Images/Getty Images for FC Bayern
今シーズン、近年の黄金期を築いたジョゼップ・グアルディオラ元監督以来となる、かつて主力としてチームを支えた看板OBによる政権を築くべく、ルイス・エンリケ新監督を迎え入れたバルセロナ。現役時代に両指揮官と共にプレーした経験を持つ元オランダ代表のパトリック・クライファート氏が、古巣についてコメントを残した。
クライファート氏はまず、グアルディオラ監督とL・エンリケ監督には、チームを率いるに相応しい高いリーダーシップが現役時代から備わっていたことを説明した。
「私がバルセロナでプレーしていた時、グアルディオラは主将、ルイス・エンリケは第2主将を務めていた。彼らは真のリーダーだ。そして今のフットボール界において、カリスマ性のあるリーダーの存在は本当に重要だ」
現在、リーガ・エスパニョーラで第7節を終えて6勝1分と開幕ダッシュに成功したバルセロナ。クライファート氏は、L・エンリケ監督がバルセロナの指揮官として適任であるとの見解を示した。
「ルイス・エンリケはバルセロナを知り尽くしており、クラブが求めることを熟知している。それゆえ、クラブの思想や哲学を正確に選手に伝えることができる。そのうえ、彼にはカリスマ性や勝者のメンタリティーがある。まだバルセロナを率いて間もないが、非常にバランスの取れたレベルの高いチームを築いている」