スーペル・コパの前日会見に臨んだシメオネ監督 [写真]=Getty Images
アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督は18日、翌日に控えるスーペル・コパの前日会見に臨んだ。スペイン紙『アス』が18日に、会見の様子を伝えている。
今年のスーペル・コパは、昨シーズンのリーガ・エスパニョーラ王者であるアトレティコと、コパ・デル・レイ王者のレアル・マドリードによるマドリード・ダービーとなった。
シメオネ監督は、対戦相手となるレアルを「昨年よりも優れている」と評価。その理由に、新加入のドイツ代表MFトニ・クロースとウェールズ代表MFギャレス・ベイルの存在を挙げ、自身の見解を語った。
「クロースが中盤のポテンシャルを大きく引き上げ、さらなるバランスとプレーのリズムをもたらした。また、ベイルは昨年より、とてもよくなったね。昨シーズンよりも優れたチームになっていると思う」
また、今夏の移籍市場での動きを通して、レアルとの経済事情の違いをシメオネは端的にコメントしている。
「私たちは9500万ユーロ(約130億円)で8人の選手が加入し、彼らは9500万ユーロで2人の選手が加わった。11人だけでプレーするのではなく、20人のメンバーで戦うのだから、チームを強化するために誰かが加入、もしくは退団する可能性がまだあるかのかもしれない」
さらに、シメオネ監督はスーペル・コパでは、「当然、勝つことを考えているよ。それに、リーガに向けてチームがどこまでできるかを見てみたいと思う」と話し、「だけど今、私たちの現実はバレンシア、(アスレティック)ビルバオ、セビージャらを注視することだ」と、リーグ戦のライバルとなりうるチームも明言した。
スーペル・コパに臨むアトレティコは19日にアウェイでのファーストレグを、22日にはホームでのセカンドレグを戦う。