A・マドリードからニューヨーク・シティFCへ移籍するビジャ(右)[写真]=Getty Images
今夏、アトレティコ・マドリードからMLS(メジャー・リーグ・サッカー)に所属するニューヨーク・シティFCに移籍したスペイン代表FWダビド・ビジャが、自身が抜けた古巣の補強政策に高評価を与えた。
この夏の移籍市場では、ビジャの他にも、FWジエゴ・コスタ、DFフィリペ・ルイス、GKティボー・クルトワといった絶対的レギュラーや、FWアドリアン・ロペスやMFジエゴらの重要な選手が一気にチームを去ったアトレティコ・マドリード。その一方で、FWマリオ・マンジュキッチ、MFアントワーヌ・グリーズマン、DFギリェルメ・シケイラ、DFクリスティアン・アンサルディ、GKヤン・オブラク、GKミゲル・アンヘル・モヤを獲得したうえ、ディエゴ・シメオネ監督が「移籍市場が閉じるまでは何でも起こり得る」と話す通り、さらに数選手の補強に向かうと見られている。
このアトレティコ・マドリードの移籍市場での動きについて、スペインの通信社『EFE』とのインタビューで質問されたビジャは、昨シーズン18年振りにリーガ・エスパニョーラを制したチームに匹敵する戦力が揃ったとの見解を示した。
「アトレティコ・マドリードは大変良い補強をしている。どのポジションの新戦力もレベルが高く、移籍していった選手の穴をしっかりと埋められるはずだ。競争力のあるチームが改めて形成され、素晴らしいシーズンを再び送ってくれると、僕は確信している」
ビジャは一方、母国を去ってまでMLSに新天地を求めた理由として、マンチェスター・CとMLB(メジャーリーグ・ベースボール)のニューヨーク・ヤンキーズが共同で設立したニューヨーク・シティFCに魅了されたことを挙げた。
「僕の選択肢は、ヨーロッパでプレーを続けるか、米国に移籍するかの二捨択一だった。それ以外の国でプレーする計画は一切なかった。その中でニューヨーク・シティを選んだのは、街だけではなくプロジェクトに惹き付けられたからだ。『シティ』のブランドは、マンチェスター・シティを筆頭に世界中にフランチャイズを有しており、各国で素晴らしいチームを作るという理念に突き進んでいる」
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