2014.07.24

バルセロナ、バレンシアからマテューを獲得もファンの85%は不支持

ジェレミー・マテュー
バルセロナ加入が決定したDFジェレミー・マテュー(左)[写真]=Getty Images

 この夏の移籍市場で積極的に戦力調整を進めているバルセロナが、数年来の懸案事項であったセンターバックの補強にようやくこぎつけた。バルセロナは現地時間23日、バレンシアからフランス人DFジェレミー・マテューを獲得することで合意に至ったことを発表した。

 バルセロナが支払う移籍金は、バレンシアがマテューに設定していた契約解除に必要な違約金と同額の2000万ユーロ(約27億4000万円)となる。また、バルセロナは同選手に対して、契約解除に必要な違約金として5000万ユーロ(約68億5000万円)を設定するとのことだ。

 メディカルチェックをパス次第、4年契約にサインするマテューは、翌日に本拠地カンプ・ノウで行われる入団発表を前に、クラブの公式チャンネルを通じて移籍決定の喜びを表した。

「バルセロナは世界最高のクラブであり、ここでプレーできるのは自分にとって素晴らしいチャンスだ。クラブは僕がどのようにプレーするのか分かっているし、自分はチームにクオリティを与えるためにやって来た。偉大なクラブに加入することができ、今は誇り高さを感じている」

 近年はセンターバックを主に務めているマテューだが、元々本職とする左サイドバックはもちろんのこと、左サイドハーフや守備的ミッドフィルダーも高いレベルでこなせるなど、バルセロナの嗜好に合ったポリバレントな選手だ。また、192cmの長身や卓越したスピードは、高さや速さに不安がある守備陣にとって大きな戦力となる。

 とはいえ、マテューのセンターバックでのプレーは、コンバートされた2012-13シーズンからの2年間と、経験の浅さを不安視する声も多く上がっている。また、これまでパリSGのブラジル代表DFチアゴ・シウヴァやドルトムントのドイツ代表DFマッツ・フンメルスといった補強リストの最上位選手へのアタックに失敗したうえ、昨年夏はローマのDFマルキーニョス、今年夏はチェルシーのブラジル代表DFダヴィド・ルイスと2年連続でパリSGに争奪戦で敗れた結果、バレンシアに足元を見られてマテューを獲得することになった顛末にも、多くのサポーターが不満を示している。

 実際、30歳以上のベテランDF獲得に2000万ユーロを費やすというのは、2006年夏にユヴェントスからレアル・マドリードに移籍した元イタリア代表のファビオ・カンナバーロ氏の1150万ユーロ(約15億8000万円)や、2004年夏にラツィオからミランに移籍したヤープ・スタム氏の1050万ユーロ(約14億4000万円)も超す前代未聞の金額であり、バルセロナ寄りの『SPORT』紙ですら、「交渉は本当にお粗末だ。バルセロナは1000万ユーロ(約13億7000万円)も余計に支払わされた」と非難している。また、同紙が実施した「マテュー獲得はバルセロナにとって良い補強か?」とのアンケートでも、支持が15パーセントに止まる一方、不支持が85パーセントを占める結果となっている。

欧州リーグ順位表

マンチェスター・C
100pt
マンチェスター・U
81pt
トッテナム
77pt
欧州順位をもっと見る
バイエルン
84pt
シャルケ
63pt
ホッフェンハイム
55pt
欧州順位をもっと見る
バルセロナ
93pt
アトレティコ・マドリード
79pt
レアル・マドリード
76pt
欧州順位をもっと見る
ユヴェントス
95pt
ナポリ
91pt
ローマ
77pt
欧州順位をもっと見る