今季限りでの引退を表明しているオサスナの主将フランシスコ・プニャル [写真]=Getty Images
一方では歓喜、他方では悲痛の涙に包まれた最終節の残留争いで、最も無力感に苛まれたチームといえばオサスナだろう。
15位アルメリアおよび16位ヘタフェから3ポイント差、17位グラナダから2ポイント差と、残留圏内までは目と鼻の先の18位で最終節を迎えたオサスナは、ホームでベティスを2-1で下した。しかし、アルメリアがドロー、ヘタフェおよびグラナダがそれぞれ白星を収めたため、順位を上げられずに降格の憂き目に遭った。
そして、オサスナで最も複雑な思いに駆られたのが、今シーズン一杯で現役を引退する主将のMFフランシスコ・プニャルだ。クラブが2部に所属していた1996-97シーズンにトップチームでデビューし、2000-01シーズン以降はレガネスにローンされた2シーズン以外は1部でプレーしてきたプニャル。しかし、皮肉にも現役最後の一戦は、愛するクラブに降格を告げる最悪の幕切れとなってしまった。
試合後のインタビューで、「チームは悲しみの涙に包まれ、うなだれている」と説明したプニャルは、悲劇の結末に沈痛の表情を浮かべた。
「僕のキャリアは楽なものではなく、むしろ苦しいものだった。だが、最も惨い事が最後の試合に残されているとは、思ってもみなかった。僕はこれまで降格を経験してこなかったが、これは本当に本当に辛い」
プニャルはその一方で、公式戦513試合出場というクラブ記録を打ち立て、38歳まで現役を続けられたことへの感謝を表した。
「このような結果となり、本当に心が痛いし落胆している。残留という形でシーズンを終えられていれば、僕にとってだけでなくチームにとっても、素晴らしいお別れになっていたことだろう。だが一方で、このクラブで長く戦い続けられたことを、強く誇りに感じている」