2014.04.16

バルセロナとレアル・マドリード、今季初主要タイトルはどちらの手に?

ディ・マリア
3月の対戦時に競り合うディ・マリア(右)とネイマール(左) [写真]=Getty Images

 3シーズンぶり7度目となる決勝での“クラシコ”が実現したコパ・デル・レイ。レアル・マドリードが延長戦の末に1-0でバルセロナを下した前回の頂上決戦は、いまだに記憶に新しいことだろう。

 一方、今シーズンのリーガ・エスパニョーラでは、バルセロナがホームでの第10節に2-1、アウェーでの第29節に4-3とレアル・マドリードに連勝している。それゆえ今回の頂上決戦は、3年前の雪辱に燃えるバルセロナに、連敗阻止を期すレアル・マドリードと、それぞれのリベンジを懸けた戦いとなる。

 しかし、今シーズン初の主要タイトルを目指す両雄を取り巻く状況は、好対照の様相を示している。まず、1週間前に行われたチャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグでは、両チーム共に黒星を喫したものの、レアル・マドリードはドルトムントに0-2で敗れながらも、ファーストレグとの合計スコアを3-2として、4シーズン連続のベスト4入り。対するバルセロナはアトレティコ・マドリードに0-1で競り負け、2戦合計スコアが1-2となり、7シーズン振りに準決勝進出を逃した。

 また、直近のリーガ・エスパニョーラ第33節でも、レアル・マドリードはホームでアルメリアに4-0で圧勝し、ドルトムント戦の敗戦を拭い去る一方、バルセロナはアウェーでグラナダに0-1で惜敗し、痛恨の公式戦2連敗。この結果、両者の順位は入れ替わり、レアル・マドリードは2位に浮上、バルセロナは3位に後退した。

 戦力面に目を向けて見ると、双方ともにシーズン終盤を迎えて満身創痍の状態にあるものの、負傷者が様々なポジションに分散しているレアル・マドリードに、同一のポジションに集中しているバルセロナと中身は異なる。すなわち、レアル・マドリードはベンチに、バルセロナはスタメンに、それぞれ不安を抱えていると言うことができよう。

 レアル・マドリードは、3年前の一戦で決勝点を挙げた大黒柱のFWクリスティアーノ・ロナウドに加え、DFマルセロ、FWヘセ・ロドリゲス、MFサミ・ケディラ、DFアルバロ・アルベロアは欠場が確定している。一方、出場停止により、アルメリア戦を欠場したMFシャビ・アロンソおよびDFダニエル・カルバハルはスタメン復帰が確実で、負傷により同試合を欠場したDFセルヒオ・ラモスも復帰が見込まれている。選択肢の減少によりスタメンがほぼ自動的に決まるチームにおいて、唯一未知数なのは、アルメリア戦に続きC・ロナウドの穴埋めが期待されるMFアンヘル・ディ・マリアの代わりに中盤で起用されるのが、MFイスコとMFアシエル・イジャラメンディのどちらになるかだろう。

 対するバルセロナは、今シーズン絶望のGKビクトル・バルデスの不在には慣れてきたものの、この試合に向けては、確実に起用できる状態にあるのがMFハビエル・マスチェラーノのみとなるセンターバックに深刻な問題を抱えている。出場は厳しいと見られているDFジェラール・ピケ、回復次第となっているDFマルク・バルトラおよびDFカルラス・プジョルと、3選手がいずれも欠場となった場合、MFセルヒオ・ブスケツ、MFアレクサンダル・ソング、DFアドリアーノのいずれかを起用せざるを得なくなる。一方、絶対的エースであるFWリオネル・メッシの不調が心配されている前線では、最近の強豪との対戦と同様にFWネイマールとMFセスク・ファブレガスが先発するのか、FWアレクシス・サンチェスもしくはFWペドロ・ロドリゲスがスタメンに抜擢されるのかが、試合の流れを左右しそうだ。

 また、今回の宿命の対決では、両チームの主将にもスポットライトが当てられている。まずGKイケル・カシージャスは、コパ・デル・レイ決勝において、自身が欠場した2002年、2004年、2013年はチームが敗れた一方、出場した2011年はタイトル獲得に貢献するなど、文字通り守り神となっている。一方、今シーズン一杯での退団を表明しているDFプジョルにとっては、今回が最後の“クラシコ”となるため、何とか試合に間に合って欲しいとの声が多い。

 レアル・マドリードの有利が伝えられる今回だが、直近の対戦ではバルセロナが不利の予想を跳ね返した。逆に3年前の決勝ではバルセロナ優勢の評判をレアル・マドリードが覆すなど、両雄の対戦では戦前の予想や過去の戦績は大した意味を持たない。今シーズン最後の激突でも、スペイン屈指の名門同士による意地とプライドを賭けた戦いが見られること必至だ。

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