日本代表MF田中碧[写真]=Getty Images
チャンピオンシップ(イングランド2部)のリーズは30日、デュッセルドルフから日本代表MF田中碧が完全移籍にて加入することを発表した。
2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)で経験を積んだ25歳の日本代表戦士が、イングランドの古豪へ新天地を求めた。契約期間は2028年6月30日までの4年間で、背番号は「22」に決定。ドイツメディア『スカイスポーツ』のフロリアン・プレッテンベルク記者によると、移籍金として400万ユーロ(約6億4000万円)がデュッセルドルフに支払われたようだ。
1998年9月10日生まれで現在25歳の田中は川崎フロンターレの下部組織出身で、2017年にトップチーム昇格を果たした。徐々に頭角を表すと、退団する2021年夏までに公式戦通算94試合に出場し10ゴール9アシストをマーク。数々のタイトル獲得に大きく貢献し、2020年にはJ1リーグのベストイレブンに選出された。2019年12月には日本代表デビューも飾り、ここまで国際Aマッチ通算27試合の出場で8ゴール1アシストを記録している。
2021年夏からは2.ブンデスリーガのデュッセルドルフで活躍。レンタル加入した2021-22シーズンに主力に定着すると、翌年夏には完全移籍への移行が発表され、ここまで公式戦通算95試合の出場で10ゴール8アシストをマークしている。在籍4年目の今シーズンは2.ブンデスリーガとDFBポカールを合わせてここまで4試合に出場していた。
加入決定に際し、田中はリーズのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。
「とても興奮していますし、ここに来られてとても幸せです。自分は試合をコントロールして、アシストやゴールを決めることができると思っています。チームに貢献したいです。もちろん、プレミアリーグに昇格したいし、そのためにここに来ました。リーズのファンは素晴らしいし、スタジアムの雰囲気も素晴らしいとみんなが言っているので、素晴らしいサポーターの前でプレーするのが待ちきれません。たくさんのサポーターがいるスタジアムで勝ちたいと思います!」
田中が加入するリーズはイングランド北部に拠点を置く1919年創設のクラブ。これまでトップリーグを3度制覇しているほか、FAカップとリーグカップで1度、FAコミュニティシールドで2度の優勝を誇る古豪として知られている。2019-20シーズンには“狂人”の異名を取るマルセロ・ビエルサ監督(現:ウルグアイ代表)の下でプレミアリーグ復帰を果たすも、2022-23シーズンに降格。昨シーズンは昇格プレーオフの末にトップリーグ復帰を逃した。
なお、同クラブには2018年1月から2019年8月まで(他クラブへのレンタル期間も含む)現ヴィッセル神戸所属のMF井手口陽介が在籍。田中はクラブ史上2人目の日本人選手となる。
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By サッカーキング編集部
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