チェルシーでプレーしているE・フェルナンデス [写真]=Getty Images
チェルシーは、所属するアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスをパリオリンピック2024には参加させないことを決断したようだ。5日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
現在23歳のE・フェルナンデスはFIFAワールドカップカタール2022で36年ぶり3度目となるアルゼンチン代表の優勝に貢献し、大会最優秀若手選手賞に選出。この活躍もあって、2023年1月にベンフィカからチェルシーに完全移籍で加入した。移籍金が当時の英国史上最高額の1億2100万ユーロ(約205億円)だったことに加え、2031年6月30日までとなる8年半契約を締結したことも話題を呼んだ。
今シーズンは公式戦40試合出場で7ゴール3アシストを記録していた同選手だが、長い間にわたってそけい部に問題を抱えていたことから、4月末に手術を受け、一足早くシーズンを終えていた。すでにリハビリを終え、6月に行われる国際親善試合やコパ・アメリカ2024を戦うアルゼンチン代表に合流もしている。
そんなE・フェルナンデスは先日、「僕はオリンピックに出たいんだ」と今年7月24日から開幕するパリ五輪への出場を望んでいることを明言しており、派遣の許可を求めてチェルシーとは話し合いを行なっていることが報じられていた。
しかし、エンツォ・マレスカ新監督が就任したチェルシーは、来シーズンに向けて今夏のプレシーズンを大事にしているほか、負傷者が続出した今シーズンの反省を踏まえ、健康状態にも気を配っており、今夏にリスクを負うことは望んでいないと見られている。
それゆえ、すでにフル代表でコパ・アメリカ2024に出場するE・フェルナンデスが、仮にパリ五輪にも出場した場合にはプレシーズンをすべて欠場することになる上に、負傷のリスクを抱えて新シーズンの開幕を迎えることから、チェルシーは同選手がパリ五輪の代表チームに参加することを拒否したようだ。
そのほか、チェルシーはEURO2024に出場するウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクや代表活動には参加しないフランス代表DFブノワ・バジアシーレや同代表DFマロ・ギュストらのパリ五輪出場も許可しない方針と見られており、マレスカ新体制の準備期間を重要視していることが伝えられている。
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By サッカーキング編集部
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