アル・ヒラル移籍が決定したクリバリ [写真]=Getty Images
チェルシーは25日、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリがサウジ・プロフェッショナルリーグ（SPL）のアル・ヒラルに完全移籍することを発表した。
2026年夏までとなる3年契約を締結し、背番号は「3」に決定。移籍金については明らかになっていないが、イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、1700万ポンド（約31億円）だという。なお、スカッドの縮小が必要なチェルシーとしては週給20万ポンド（約3650万円）だった同選手の給与削減に成功した形にもなった。
現在32歳のクリバリは2010年にメスのユースチームからトップチームへ昇格すると、2012年にはヘンクへと完全移籍し、2014年7月からナポリでプレーしている。在籍8シーズンで公式戦317試合に出場し、14ゴール8アシストを記録した。また、2015年9月にセネガル代表デビューも果たし、通算62試合に出場。2022年2月には主将としてチェルシーのGKエドゥアール・メンディらとともにアフリカ・ネーションズカップ初優勝にも貢献した。
そして、昨年7月に3300万ポンド（約60億円）と見られる移籍金でナポリからチェルシーに加入。2026年6月30日までとなる4年契約を締結し、加入初年度は公式戦32試合出場で2ゴール1アシストを記録したが、ケガなどもあって期待されていたパフォーマンスを見せることはできず。チームも低迷して12位に終わったことで今夏の移籍市場ではスカッドの縮小が必要となっていたことから、放出候補に挙げられていた。
チェルシーではすでにフランス代表MFエンゴロ・カンテがSPL王者のアル・イテハドへとフリー移籍しており、クリバリは2人目のSPL移籍となった。なお、同クラブではそのほか、モロッコ代表FWハキム・ツィエクがアル・ナスルに、GKメンディがアル・アハリに移籍することが濃厚となっている。
また、アル・ヒラルにとっては今月23日にウルヴァーハンプトンから4700万ポンド（約86億円）と見られる移籍金で獲得したポルトガル代表MFルベン・ネヴェスに続いて、プレミアリーグからの大物選手加入となった。
By サッカーキング編集部
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