アーセナルが関心を寄せる(左から)ハフェルツ、ライス、カイセド [写真]=Getty Images
アーセナルが、ウェストハム所属のイングランド代表MFデクラン・ライスとチェルシー所属のドイツ代表FWカイ・ハフェルツの“ダブル獲り”に自信をのぞかせてようだ。17日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
19年ぶりのプレミアリーグ制覇こそ逃したものの、7シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得し、“名門復活”を印象づけたアーセナル。来シーズンの更なる躍進を期すガナーズ(アーセナルの愛称)は、戦力拡充に向けた今夏の積極補強を画策。すでに複数選手への関心が明らかになっている。
“トップターゲット”に据えているのが、ウェストハムで主将を務める24歳のライス。現地時間15日には、8000万ポンド(約145億円)+1000万ポンド(約18億円)のアドオンという内容で最初のオファーを提示したものの、最低1億ポンド(約182億円)以上を望むウェストハムはこれを拒否。マンチェスター・Cの獲得競争参戦も噂される中、現在も交渉が進行中であると報じられている。また、6月に入りハフェルツに対する関心も明らかに。チェルシーの評価額は7500万ポンド(約136億円)程度と伝えられているが、アーセナルは6000万ポンド(約110億円)程度での獲得を希望しているという。
今回の報道によると、2選手ともに所属クラブの評価額とアーセナルの提示額には開きがあるものの、交渉は順調に進行中とのこと。ウェストハムとチェルシーが、評価額よりも低い金額での取り引きに応じる可能性も低くはなく、アーセナルは交渉成立に自信をのぞかせているようだ。また、ライス本人とはすでに個人合意に達しているとの報道もあり、ハフェルツもミケル・アルテタ監督の下でのプレーを前向きに検討している模様。こうした点も、両選手の獲得を目指すアーセナルにとって有利に働く可能性があると『スカイスポーツ』は指摘している。
なお、一部では争奪戦からの撤退が報じられていたブライトン所属のエクアドル代表MFモイセス・カイセドについても、依然として動向を注視しているという。アーセナルはライスとハフェルツとの契約を優先事項として捉えており、これらの交渉の完了後に、カイセド獲得に向けた動きを見せる可能性があるようだ。
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By サッカーキング編集部
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