ニューカッスル指揮官、“大物”選手獲得の噂を否定「適切な人材、適切な選手を連れてくる」

　ニューカッスルを率いるエディ・ハウ監督が“大物“選手獲得の噂を否定した。5日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　2021年10月にサウジアラビアの公共投資ファンドによって買収されて以降、積極的かつ的確な補強で着実にチーム力を強化してきたニューカッスル。迎えた今シーズンは開幕から好調を維持しており、プレミアリーグでは勝ち点「65」を積み上げて3位と、チャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得も現実味を帯びてきている。

　強豪クラブの仲間入りを果たしつつあるなか、さらなるチーム力強化に向けて、来夏の移籍市場での戦力拡充を狙っているとも報じられている。最近ではブラジル代表FWネイマールやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドなど、“大物“選手獲得の噂がメディアでは度々取り沙汰されている。

　ハウ監督は7日に行われるアーセナル戦を前にした記者会見で、これらの話題に言及。「彼らは世界最高の選手だ。しかし、彼らの移籍金や給料を支払う余裕があるわけではない。若くて才能のある選手を見つけ、彼らのように成長させる必要がある」と噂を否定し、以下のように続けた。

「オーナーが変わってから、そのような噂は初日からあったし、誰もが大物が来ることを予想していた。しかし、私たちはそのような方法で選手を獲得していない。適切な人材、適切な選手を連れてくることが求められる。ただ名前だけで選び、引っ張ってくるわけにいかない。チームをどのような方向に持っていくべきか、市場で何ができて、何ができないのかを理解している」

　“大物“選手獲得の噂を否定し、若手選手の獲得と育成を強調したハウ監督だが、来夏の移籍市場ではどんな選手をチームに迎え入れるのだろうか。躍進を続けるニューカッスルの今後の動向に注目が集まる。