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ナーゲルスマンは第2位…高騰続く監督解任時の違約金ランキングトップ5

2023.03.29

24日にバイエルンの指揮官を解任されたナーゲルスマン [写真]=Getty Images

 選手の移籍金高騰が叫ばれる昨今だが、コストが上がっているのは選手に限らず、監督も同様だ。特に解任される場合に発生する違約金は、ときに選手の移籍金並みに膨れ上がることもある。そこで今回は、監督が解任されたときに発生した違約金の歴代トップ5を紹介する。なお、違約金の単位は、分かりやすくするためにポンドで揃えている。

[写真]=Getty Images

■5位:ローラン・ブラン(パリ・サンジェルマン) – 1700万ポンド


 2011年5月に「カタール・スポーツ・インベストメンツ」(QSI)がPSGのオーナーとなり、2013年6月にカルロ・アンチェロッティの後釜として招かれたのが、ブランだった。就任した2013-14シーズンからリーグ優勝を含む3冠を達成すると、2014-2015、2015-2016シーズンは国内4冠に導くなど結果を出し、2016年2月に2年の契約延長にサイン。ところが、そのわずか4か月後に退団が決定した。国内では半ば“無双状態”だったが、チャンピオンズリーグ(CL)で成果が残せなかったことが原因だと言われており、発生した違約金は1700万ポンド(約28億円)。クラブはその後、ウナイ・エメリやトーマス・トゥヘル、マウリシオ・ポチェッティーノ、クリストフ・ガルティエといった監督を招へいするもいまだにCLには手が届いておらず、QSIがオーナーになってから、最も長い期間で監督を務めたのもブランのままとなっている。

■4位:ジョゼ・モウリーニョ(チェルシー) – 1800万ポンド


 チェルシーで二度の監督を務めたモウリーニョだが、4位にランクインしたのは、2007年の一度目の解任だ。2003-2004シーズンにポルトをCL優勝に導き、2004年夏に「スペシャル・ワン」としてチェルシーにやってきたモウリーニョは、一年目からクラブを50年ぶりのリーグ優勝に導き、リーグカップとの2冠を記録。2005-2006シーズンもリーグを制し、2006-2007シーズンはFAカップとリーグカップの“カップダブル”を達成。順風満帆にいっていたように見えたが、怪我人が続出したことなどもあり、経営陣と補強を巡って対立。結局、2007年9月に退任が発表されたが、これは事実上の解任だった。違約金は1800万ポンド(約29億円)となっている。

■3位:ジョゼ・モウリーニョ(マンチェスター・ユナイテッド) – 1960万ポンド


 再びランクインしたモウリーニョが、最も高額の違約金を受け取ったのがマンチェスター・Uでのものだった。2016-2017シーズンからユナイテッドで指揮を執り始めたモウリーニョは、初年度はリーグ戦では苦戦したものの、リーグカップとヨーロッパ・リーグ(EL)を制覇。続く二年目はサー・アレックス・ファーガソン退任以降最高となるリーグ2位までチームを押し上げたが、三年目の2018年12月にシーズン途中で解任。ユナイテッドとしては、同年の1月に契約を延長していたことが痛手となり、1960万ポンド(約32億円)という高額な違約金を支払うこととなってしまった。

■2位:ユリアン・ナーゲルスマン(バイエルン) – 2370万ポンド*未確定


 24日にバイエルンを解任されたナーゲルスマン。最終的な金額については、今後、交渉が行われる予定だが、ドイツ紙『ビルト』によると、バイエルンが2026年までとなっている残りの契約期間全ての負担をする場合、2370万ポンド(約39億円)を負担することになるという。また、バイエルンは2021年7月にライプツィヒからナーゲルスマンを引き抜く際、2170万ポンド(約35億円)の違約金を支払っているため、合計で5000万ポンドに近い額を費やす可能性がある。3冠の可能性を残した状態での解任は様々な議論を呼んだが、交渉次第では“サッカー史上最高額の監督人事ミス”となるかもしれない。

■1位:アントニオ・コンテ(チェルシー) – 2660万ポンド


 そのナーゲルスマンを超える史上最高額を受け取ったのが、コンテだ。26日にトッテナムと双方合意で契約を解除したコンテだが、最高額を受け取ったのは2018年7月にチェルシーを解任されたときのものとなっている。2016-2017シーズンにチェルシーの監督に就任したコンテは、シーズン途中に3バックのシステムを導入し、初年度からリーグ優勝を達成。しかし、2017-2018シーズンは5位でCL出場権を逃し、FAカップでは優勝したものの、シーズン終了後に解任の憂き目に遭った。コンテとクラブは違約金を巡って法廷闘争を行い、2020年1月にコンテが勝訴。既に払っていた違約金に85,000ポンドが上乗せされ、総額で2660万ポンド(約43億円)という歴代1位の違約金を受け取ることとなった。

(記事/Footmedia)

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