イングランド代表のサウスゲート監督 [写真]=Getty Images
イングランド代表を率いるガレス・サウスゲート監督が、EURO2024に臨むメンバーについて言及した。16日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
3月24日に敵地でイタリア代表と、同27日にホームでウクライナ代表と対戦するイングランド代表は16日にEURO2024に臨むメンバー25名を発表した。そんななか、トニーが選出されたことには注目が集まっている。同選手は昨年11月に2017年2月25日から2021年1月23日の間に232件の賭博規則違反をした疑いでイングランドサッカー協会(FA)から起訴されると、翌12月にはさらに30件の賭博規則違反をした疑いで追加起訴されている。
トニーは一部異議を唱えているものもあるものの、FAからの賭博規則違反の疑いの多くを認めたことにより、同選手には6カ月の出場停止処分が下される見込みであることが先日から報じられている。それでも、正式に処分は下されていない状況から現在も同選手はブレントフォードでのプレーを続けており、プレミアリーグでは得点ランキング3位となる16ゴールを記録している。
近い将来に長期出場停止処分を受ける可能性のあるトニーを選出したことについてサウスゲート監督は「事実としてイヴァンはクラブで起用できている。まだ裁判も判決も出ていないので、どのような理由で彼を選ばないかがわからない。彼は本当にいいプレーをしていて、試合での存在感も好きだ。彼はチャンスが与えられるに値している」と招集した理由を説明した。
また、負傷から復帰したリース・ジェームズ(チェルシー)が代表復帰を果たした一方で、DFトレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)やDFベン・ホワイト(アーセナル)らは招集外となった。
サウスゲート監督は「ホワイトはアレクサンダー・アーノルドと状況が似ている」とイングランド代表の右SBには多くの優秀な選手が存在していることが外れた理由だと語り、次のように続けた。
「右SBには3人を選出しているが、それらの選手はその2人をわずかに上回っている。我々にはそのポジションに多くの才能を持った選手がいる。カイル・ウォーカーとキーラン・トリッピアーはW杯でプレーした選手で、R・ジェームズというトップな選手も戻ってきた。そのような深みをどのポジションにも持たせたいと思っている」
なお、今回の活動ではW杯でも主力として起用していたFWラヒーム・スターリング(チェルシー)が外れたことにも注目が集まったが、サウスゲート監督は「スターリングはフィットしていない。起用できれば、選んでいた」と負傷が原因だと明かした。
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By サッカーキング編集部
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