アルテタ監督、チェルシーで苦しむポッター監督に助言「勝つしかない」

　アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、チェルシーで苦しんでいるグレアム・ポッター監督に助言を送った。2月28日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。

　チェルシーのポッター監督は昨年9月のシーズン途中に就任後、公式戦9試合無敗（6勝3分け）と好スタートを切ったものの、2023年に入ってから公式戦11試合でわずか1勝（4分け6敗）にとどまり、現在は3連敗中と苦しい状況が続いている。

　トッド・ベーリー会長ら上層部はポッター監督に時間を与える方針ですぐに解任する予定もないことが複数メディアで報じられているが、リーグ4位のトッテナムと勝ち点差「14」で10位にとどまっている状況からファンの同監督に対する風当たりは強くなっている。

　このような状況のなか、かつて解任の可能性が浮上していたところから、今シーズンここまで首位へとチームを導いているアルテタ監督が、ポッター監督について言及。上層部のサポートはそれほど重要ではなく、解任を回避するためには結果を出すしかないことを強調した。

「私のことに関して言えば、（理事会は）とても協力的だった。でも、最終的にはフットボールの試合に勝たなければならない。なぜなら、このまま続けば持続不可能だとわかっているからだ」

「私はノリッジ戦、バーンリー戦と勝たなければいけないことを知っていた。そうすれば、すべてが助けになり、環境がよくなり始め、誰もが自信を持って前に進むことができる。残念ながら、結果次第なんだ。常に状況を好転させる方法、チームのプレーをよくする方法、より効率的にする方法、選手を戻すことなどに集中していた。なぜなら、その時期は11人の選手がいなかったから、できるだけ早く復帰させる必要があった」

「私がスペインやイタリア、ここでも持っていたように、もし監督と親密な関係を築いていればもちろん連絡するだろう。誰かが困難な時期を過ごしていれば誰もがするように、時々サポートをしてくれるかもしれない。もしかしたら、電話はしないかもしれないが、ちょっとした文でのサポートなどをね」