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リヴァプール、オーナーがクラブ売却検討…推定資産価値はサッカー界4位

[写真]=Getty Images

 リヴァプールを所有するフェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)が、クラブ売却に動き出しているようだ。7日、イギリスメディア『アスレティック』が報じた。

 報道によると、FSGはクラブ売却に関するプレゼン資料を作成し、関係者に配布したとのこと。最終的に売却が成立するかどうかは不明なものの、FSGはオファーを募っているようだ。また、ゴールドマン・サックス証券とモルガン・スタンレー証券が、プロセスを支援しているという。

 報道を受け、FSGは声明を発表。「FSGは、リヴァプールの株主となることを希望する第三者から頻繁に関心表明を受けています。FSGは以前から、適切な条件の下で、クラブとしてのリヴァプールの利益になるのであれば、新しい株主を検討すると言ってきました。FSGは、ピッチの内外を問わず、リヴァプールの成功に全面的にコミットしています」と、売却検討については否定しなかった。

 アメリカの経済誌『フォーブス』によるリヴァプールの推定資産価値は、38億7000万ポンド(約6520億円)となっており、サッカー界ではレアル・マドリード、バルセロナ、マンチェスター・Uに次いで世界4位。スポーツ界全体でも22位となっている。

 今年夏には、アメリカ人投資家のトッド・ベーリー氏率いるコンソーシアムが、チェルシーを25億ポンド(約4212億円)で買収していた。一部のアナリストは、リヴァプールの買収が成立した場合、チェルシーを超えてサッカー史上最高額になると予想している。

 FSGは2010年10月、元オーナーのジョージ・ジレット・ジュニア氏とトム・ヒックス氏から、約3億ポンド(現レートで約505億円)でクラブを買収。当時経営難に陥っていたクラブを立て直すと、2015年10月に招へいしたユルゲン・クロップ監督の指揮下でチームも成長。2018-19シーズンに14年ぶりのチャンピオンズリーグ優勝、2019-20シーズンに30年ぶりのトップリーグ優勝を果たした。

 また、FSGは本拠地『アンフィールド』の改築にも着手した。1億1000万ポンド(約185億円)を投じてメインスタンドを拡張し、さらに8000万ポンド(約135億円)を投じて南西側の『アンフィールド・ロード・スタンド』の拡張工事が進行中。来年夏の完成後には、キャパシティが6万1000人に増加する見込みだ。さらに、FSG体制になってからは練習場も移転。2020年秋から、5000万ポンド(約84億円)を投じたカークビーの最新施設を使用している。

 一方、FSGのクラブ経営は順風満帆というわけでもない。昨年には、他の欧州強豪クラブと共謀して、欧州スーパーリーグ構想に参加。結局、構想は多方面からの反発を受けて数日で消滅し、オーナーのジョン・ヘンリー氏はサポーターに対して公式の謝罪メッセージを発表していた。また、近年は移籍市場における補強資金でライバルクラブと水を開けられており、チーム編成に不満を持つサポーターからはFSGの退陣を求める声が上がっている。

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