マンチェスター・C、17歳リコ・ルイスに対する人種差別攻撃を非難…セビージャサポーター2名は既に逮捕

　マンチェスター・Cは3日、U－19イングランド代表DFリコ・ルイスが人種差別攻撃を受けていたこと、並びにそれを非難する声明を発表した。

　公式声明によると、同選手に対して人種差別攻撃をしたのはセビージャのサポーター2名であるとのこと。既に逮捕されたことは確認しており、セビージャ及び警察と引き続き連携して調査に当たるとしている。

　また、マンチェスター・Cは「スタジアムでのいかなる種類の差別も容認せず、これらの卑劣な事件の後、リコを全面的にサポートする」とも声明をリリースした。

　加えて、セビージャ側もこの事件に関して公式声明を出している。

「セビージャFCは、マンチェスター・Cの選手、リコ・ルイスに対して人種差別的な行動を取ったとされる2人のファンの行動を強く非難する。セビージャFCは、マンチェスター・シティによって認識されているこれらの事実の公式確認を待っており、これらが証明された場合、2人のファンはメンバーのリストから除外される」

　リコ・ルイスは2004年11月21日生まれの17歳。2日のセビージャ戦でチャンピオンズリーグ初先発を飾ると、52分に同点ゴールを決めた。これまでレアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマが保持していた「CL初先発で得点した最年少選手」の記録を塗り替える活躍を見せ、チームの勝利に貢献している。

　将来を担うティーンエイジャーに向けて行われた卑劣な事件。2度とこのような事件が起こらないことを願うばかりだ。