イタリア代表の“新星”がプレミア上陸！　リーズ、ニョント獲得を発表…5年契約を締結

　リーズは9月2日、スイス・スーパーリーグのチューリッヒからイタリア代表FWウィルフリード・ニョントを完全移籍で獲得したことを発表した。

　イタリア代表での将来を嘱望されている“新星”が、プレミアリーグに初挑戦することとなった。ニョントはリーズと2027年夏までの5年契約を締結。移籍金は公表されていないものの、イギリスメディア『デイリーメール』によると、およそ380万ポンド（約450万ユーロ／約6億2000万円）ほどの見込みだ。リーズにとっては今夏クラブ9人目の補強選手となり、トップチーム登録選手に限定すると8人目の新戦力となった。

　ニョントは2003年11月5日生まれの現在18歳。インテルの下部組織出身で、8年間の月日を同クラブで過ごした。インテルではトップチームでの出場機会を得ることなく、2020年夏に退団。移籍金の発生しないフリートランスファーでチューリッヒへと完全移籍した。同クラブでは公式戦通算で74試合に出場し、12ゴール10アシストをマーク。今季も既に公式戦12試合のピッチに立っており、1ゴール1アシストを記録している。

　また、今年6月にはUEFAネーションズリーグ（UNL）を戦うイタリア代表メンバーに初招集。リーグA・グループ3第1節のドイツ代表戦（1－1）に途中出場してデビューを飾ると、同試合では先制ゴールをアシストした。さらに、第4節のドイツ代表戦（●2－5）では代表初ゴールをマーク。“アズーリ”における最年少得点記録を64年ぶりに更新していた。

　今シーズン、リーズはプレミアリーグ開幕戦のウルヴァーハンプトン戦を2－1で制すと、第3節のチェルシー戦ではホームで3－0と快勝。開幕5戦を終えた段階で2勝2分1敗と悪くないスタートを切っており、順位は現在7位につけている。次節は3日に行われ、敵地でブレントフォードと対戦する予定だ。