セビージャ、クンデを2次キャンプのメンバーから除外…チェルシー行きが加速か

　セビージャは21日、第2次プレシーズンキャンプに参加する31名の選手を発表した。同リストから、フランス代表DFジュール・クンデが外れている。

　クンデに関しては、今オフの退団が取り沙汰されている。本腰を入れて同選手の獲得に乗り出したクラブがチェルシーだ。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、チェルシーは同日付でオファーを提示しており、移籍金は5,500万ポンド（約91億円）になっているという。セビージャもこの条件に納得しており、合意間近だと伝えられた。クンデはチェルシーと2027年夏までの5年契約を締結する見込みだ。

　また、バルセロナもクンデの獲得に関心を示しているものの、現時点では詳細をクラブ間で話し合っている段階で、正式オファーは提示していないという。クンデはバルセロナからの関心にも耳を傾けているものの、チェルシー行きの可能性が高そうだ。セビージャは今週中にクンデの売却を完了させたいと考えており、今後の動向に大きな注目が集まっている。

　なお、セビージャのリストには元スペイン代表DFヘスス・ナバス、元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチ、アルゼンチン代表FWアレハンドロ・ゴメスなどほとんどの主力メンバーが選出された。チームは21日の午後からポルトガルのラゴスでトレーニングを実施する。24日にはリスボンへ移動し、日本代表MF守田英正が所属しているスポルティングとの試合に臨む。その後、アルガルヴェへ向かい、アンジェと対戦する予定だ。29日にはイングランドへと飛び、アーセナル、レスターとのプレシーズンマッチが予定されている。