トゥヘル監督、レンタルから復帰のギャラガーを称賛「我々にとって大きな財産になる」

　チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督が、同クラブ所属のイングランド代表MFコナー・ギャラガーについて言及した。17日、クラブの公式サイトがコメントを伝えている。

　現在22歳のギャラガーは、6歳からチェルシーに所属しているアカデミー出身選手。トップチームでの出場はまだなく、これまでチャールトンやスウォンジー、ウェスト・ブロムウィッチなどへのレンタル移籍を繰り返してきた。2021－22シーズンはクリスタル・パレスへとレンタル移籍で加入。公式戦39試合の出場で8ゴール5アシストを記録し、同クラブの年間最優秀選手に選出される活躍を見せた。さらに、2021年11月にはイングランド代表デビューも果たし、これまで通算4試合に出場している。

　チェルシーは現在、2022－23シーズンの戦いに向けてアメリカでプレシーズンツアーを実施中。今夏にチェルシーに復帰したギャラガーも帯同し、日々トレーニングを積んでいる。現地時間16日にはクラブ・アメリカ（メキシコ）との親善試合に臨み、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナーとイングランド代表MFメイソン・マウントのゴールで2－1で勝利。ギャラガーもスタメンに名を連ね、前半45分間プレーした。

　今後の活躍に期待がかかるギャラガーについてトゥヘル監督は、「彼は非常に高いレベルでトレーニングしている。レンタル移籍させたのは正しい判断だったとはっきりわかるよ」とコメント。続けて次のように語り、同選手の才能やトレーニングでの姿勢を称賛した。

「彼は大きく成長し、イングランドを代表する選手になった。トレーニングからもそのことがよくわかるよ。彼は非常に良いスタートを切ったね。今後、彼は我々のゲームの原則に慣れ、いつ動くか、いつ動かないかを理解することが重要になる。しかし、彼の仕事量は抜群で、それが我々にとって大きな財産になることは間違いない」

　先日、チェルシーでのプレーについて「ここでプレーすることは夢だったが、それに挑戦して感動を与えたい。できるだけ多くプレーし、ピッチ上で試合に影響を与えたいと思っている」と意気込みを語ったギャラガー。間も無く開幕を迎える2022－23シーズン。「夢」と語ったクラブでのギャラガーの活躍に期待がかかる。