アーセナルFWラカゼット、古巣リヨンに復帰か…後釜としてG・ジェズス獲得に本腰と現地報道

　アーセナルに所属するフランス人FWアレクサンドル・ラカゼットが、リヨン移籍に近付いているようだ。2日、フランス紙『レキップ』が伝えている。

　現在31歳のラカゼットは、2017年の夏に4650万ポンド（当時レートで約68億円）とも報じられた移籍金でリヨンからアーセナルに加入。ここまで公式戦通算206試合に出場し、71ゴール36アシストを記録している。現行契約が6月30日をもって満了となることから、来シーズン以降の去就には注目が集まっている。

　そんなラカゼットが、古巣リヨン復帰に近付いているようだ。同紙によればラカゼットとリヨンは給与を含む条件面ですでに合意に達しており、公式発表が間近とのこと。今夏で5年間過ごしたアーセナルを離れることは確実だとされている。また、2日のイギリス紙『デイリー・メール』は、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督が、今夏の新戦力獲得で攻撃陣を再構築することを望んでいると指摘。こうしたことからもラカゼットのリヨン復帰は確実であるとされている。

　また、同紙はアーセナルがラカゼットの後釜としてマンチェスター・C所属のブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの獲得に本腰を入れる可能性が高いと予想。ブラジル人ジャーナリストのロドリゴ・オリベイラ氏によれば、獲得には5000万ユーロ（約70億円）から6000万ユーロ（83億円）を要するものの、アーセナルはこの額を支払う意思があり、獲得に「非常に近い」状態のようだ。加えて同紙は、かつてマンチェスター・Cのコーチと選手として共に戦ったアルテタ監督とG・ジェズスの関係性についても着目。G・ジェズスがアルテタ監督について「彼は多くの選手を助けてくれた。彼は本当に素晴らしい存在だ。ファンタスティックな男で、ファンタスティックな監督だ」とコメントしていたことについて触れ、両者の良好な関係性が、G・ジェズスのアーセナル移籍を後押しする可能性が高いと指摘している。

　果たしてラカゼットは古巣リヨンへの復帰を果たすのだろうか。そしてアーセナルは後釜としてG・ジェズスを獲得することができるのだろうか。今後の動向からも目が離せない。