来季のアーセナル、キャプテンマークは誰の腕に？　筆頭候補はウーデゴーアか

　今シーズンのプレミアリーグも残りわずか。来季に向けた補強の噂や今季限りでの退団選手が囁かれる中、イギリスメディア『アスレティック』が4日、来シーズンのアーセナルでキャプテンを務める可能性が高い選手を伝えている。

　今季のアーセナルは開幕からガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンがキャプテンを務めていた。しかし、昨年12月に行われたプレミアリーグ第16節サウサンプトン戦で「規律違反」を理由にメンバーから外されると、その後主将の座をはく奪されることが発表。オーバメヤンは冬の移籍市場でアーセナルとの契約を解除し、バルセロナへと旅立っていった。

　オーバメヤンの退団後は、フランス人FWアレクサンドル・ラカゼットがキャプテンとしてチームをけん引していた。ラカゼットは新型コロナウイルスに感染した影響で、4月16日に行われた第33節のサウサンプトン戦でメンバー外に。同試合からは4試合連続でノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアがキャプテンマークを巻いている。

　ラカゼットは今季限りで現行契約が満了を迎えることから、退団の可能性が高いと報じられている。またもキャプテンがチームを離れる可能性があるものの、クラブを率いるミケル・アルテタ監督はウーデゴーアにリーダーとしての素質を見出しており、来季のキャプテンは同選手になる可能性が高いようだ。

　一方、スイス代表MFグラニト・ジャカが再びキャプテンマークを巻く可能性も低くはないという。ジャカは2019－20シーズンのキャプテンに任命されていた。しかし、2019年10月に行われたプレミアリーグ第10節のクリスタル・パレス戦で、途中交代の際に大ブーイングを浴びせられ、サポーターに向けて暴言を吐いたことでキャプテンの座を追われたことがある。

　それでも、『アスレティック』によると、アーセナルのチーム内ではジャカが“事実上のリーダー”であることに疑いの余地はないという。チームメイトやクラブ関係者からの信頼も厚く、「名実ともにキャプテンとして見なされている」とのこと。今季はラカゼットやウーデゴーアが交代した後にキャプテンマークを巻く試合もある。

　来季のアーセナルでキャプテンマークを巻くのはウーデゴーアか、ジャカか、それとも他の選手か。来季の陣容が整った時、アルテタ監督はどのような決断を下すのだろうか。