チェルシーのチケット販売はかなわず [写真]=Getty Images
チェルシーは15日、クラブ公式サイトを通じ19日に予定されているFAカップのミドルズブラ戦のチケットを販売できないと発表した。
英国政府は10日、ウクライナ侵攻を行うロシアのプーチン大統領との関係が深いとして、チェルシーのオーナーとなっていたロマン・アブラモヴィッチ氏らに制裁を科すと発表。アブラモヴィッチ氏は資産を凍結され、英国政府はチェルシーにライセンスを発行して活動継続を認めているものの、クラブの営業活動から利益を得られないようにするため、同クラブは新規チケットの販売、グッズの販売、選手獲得、新契約の締結が禁止されることになった。
チェルシーは14日、サポーターの試合観戦を可能にするべく、チケット販売の部分についてライセンスの内容の修正を求めていると発表。FAカップ準々決勝のミドルズブラ戦のチケット販売ができるよう話し合いを行っていた。
しかし、同クラブはクラブ公式サイトを通じ「残念ながら土曜日のFAカップ、ミドルズブラ戦のチケット販売ができなくなったことをお知らせします。金融制裁の実施に関する事務局(OFSI)と幅広く協議を行ったものの、政府発行のライセンスにおいてチェルシーサポーターの完全な参加を可能とする適切な修正がなされないまま、アウェイチケットの購入期限が過ぎました」と発表。「ミドルズブラの経営陣は、チケット販売とスタジアムの席の割り当ての期限を昨夜の午後7時半から今朝の午前9時半まで延長することに快く応じてくれました」と協力があったもののかなわなかったと伝えた。
また一方で「今シーズンはまだ多くの試合が残っているため、チケット販売の問題についてOFSIと引き続き協議し、解決したいと考えています」と今後の方針を示している。
By サッカーキング編集部
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