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イギリス政府がロシア人実業家ロマン・アブラモヴィッチ氏への制裁を科したことで、同氏が保有するチェルシーにも大きな影響が及んでいるようだ。10日、イギリス紙『ガーディアン』が報じた。
英国政府は10日、アブラモヴィッチ氏を含む7名のオリガルヒに制裁を科したと発表。アブラモヴィッチ氏は制裁によって資産を凍結され、英国の個人・企業との取引禁止や渡航禁止などの措置が取られることになる。
アブラモヴィッチ氏は情勢の悪化を受け、今月2日にチェルシーの売却意思を表明していた。複数の資産家が買収に関心を示していたが、制裁によって売却プロセスは保留されることになった。
なお、英国政府はチェルシーに対して「特別ライセンス」を発行し、同クラブの活動続行を許可している。ただ、アブラモヴィッチ氏が利益を得られないようにするため、新規チケットの販売、グッズの販売、選手獲得、新契約の締結が禁止されることになった。これにより、シーズンチケットを持つ人のみ試合観戦が可能となっている。一方、給与の支払いのほか、納税やメンテナンス、警備、飲食提供などの一部出費は認められている。
By サッカーキング編集部
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