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ファン・デ・ベークとマルシャルも続けるか…マンUを離れて成功した選手たち

マンチェスター・Uを離れて成功した選手たち [写真]=Getty Images

 今冬の移籍市場でマンチェスター・Uは2人の“大物”選手を放出した。エヴァートンとセビージャにそれぞれ今季終了時までの期限付きで移籍したのは、オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークとフランス代表FWアントニー・マルシャル。実力は折り紙付きだが、マンチェスター・Uでは出場機会に恵まれていなかった両選手。新天地では早くもレギュラーポジションを獲得している。

ファン・デ・ベーク、マルシャル

(左)ファン・デ・ベークと(右)マルシャル

 11月から開催されるワールドカップに向けて、とにかくピッチに立つ必要があった両選手だが、まずは第一関門を突破。今後チームを引っ張る活躍を見せることができれば、明るい未来が切り開かれるはずだ。

 マンチェスター・Uでは実力を発揮しきれなかったものの、移籍後にステップアップを遂げた選手たちは過去にも存在する。そこで今回は、マンチェスター・Uを離れた後に成功を収めた選手たちを紹介する。ファン・デ・ベークとマルシャルは先人に倣うことができるだろうか。

[写真]=Getty Images

■ディエゴ・フォルラン

ディエゴ・フォルラン

 プレミアリーグ初ゴールまでに9カ月もの月日を擁した。2002年1月にアルゼンチンのインデペンディエンテからマンチェスター・Uに移籍したディエゴ・フォルラン。最初のシーズンは公式戦でノーゴール。翌2002-03シーズンは敵地リヴァプール戦で2ゴールを挙げるなどインパクトは残したものの、アレックス・ファーガソン当時監督の信頼を勝ち取ることはできなかった。

 ウェイン・ルーニーがマンチェスター・Uに加入した2004年の夏に、スペインに新天地を求めたフォルラン。ビジャレアルでの最初のシーズンに、25得点を決めてリーグ得点王に輝くと、2008-09シーズンにはアトレティコ・マドリードで、リーグ戦33試合で32得点という快挙を達成。2010年のワールドカップでは5得点を決めてウルグアイ代表をベスト4に導き、同大会のMVPにも選出されている。

■ジェラール・ピケ

ジェラール・ピケ

 ジェラール・ピケがバルセロナ愛を貫き続けているのは、若かりし頃の苦い思い出があるからかもしれない。2004年にバルセロナを離れ、マンチェスター・Uと契約を交わしたスペイン代表DF。しかしレッド・デビルズの一員としてピッチに立ったのは、所属した4年間で23回だけ。プレミアリーグでの先発出場はわずか6試合に終わった。

 ジョゼップ・グアルディオラ氏が監督に就任した2008年にバルセロナに復帰。まだ21歳だったピケは、ここから選手として急成長を遂げることになる。昨季までの13年間でリーグ優勝を8回成し遂げた他、チャンピオンズリーグ(CL)を3度も制覇(そのうち2回の決勝の相手はマンチェスター・Uだった!)。スペイン代表としては2010年のワールドカップとEURO2012を制したピケを見て、マンチェスター・Uの関係者は「逃がした魚は大きかった」と何度も思ったことだろう。

■アンヘル・ディ・マリア

アンヘル・ディ・マリア

 前年度のCL決勝MVP、さらにスペインリーグのアシスト王という肩書をひっさげ、アンヘル・ディ・マリアは2014年8月にレアル・マドリードからマンチェスター・Uにやって来た。移籍金は当時英国記録の5970万ポンド(当時のレートで約102億8000万円)。プレミアリーグでは最初の6試合で3得点4アシストと幸先の良いスタートを切ったディ・マリア。しかし、その後はケガで離脱する時期もあり、ゴール数を増やすことができなかった。

 結局、たった1年でマンチェスターを離れることになったディ・マリア。パリ・サンジェルマンへの移籍が決まった際には、「嬉しいよ。妻と子供もパリには満足するだろう」と語っており、家族の事情も背景にあったことを窺わせた。フランスでは1年目からチームの中心選手として活躍し、これまでに4度のリーグ制覇に貢献。リーグの年間ベストイレブンにも2度選出されているディ・マリア。イングランドに未練はないようだ。

■メンフィス・デパイ

メンフィス・デパイ

 最初にハードルを上げ過ぎたことが仇となったかもしれない。2015年の夏にPSVからマンチェスター・Uに加入したメンフィス・デパイ。「ユナイテッドのレジェンドになりたい」と宣言し、ディ・マリアの退団で空白となっていた「背番号7」に立候補。「セットプレーに関してはデイヴィッド・ベッカム級」というクラブOBのデニス・アーウィン氏のコメントも期待値を上げさせた。1年目はオランダ代表でも師弟関係にあったルイ・ファン・ハール氏の下で45試合に出場し、7得点を記録。しかし監督の座がジョゼ・モウリーニョ氏に引き継がれた翌シーズンは、公式戦で8試合しかピッチに立てず、プレミアリーグでは一度もスタメン出場の機会が訪れなかった。

 ユナイテッド伝統の「7」を背負う選手としては“期待外れ”に終わったデパイは、加入から1年半後の2016年1月にリヨンへ移籍。フランスでは4年間半で、178試合に出場し、76得点をマークした。昨季のリーグ1のベストイレブンに選出されたデパイは、シーズン終了後にバルセロナへ移籍している。

■ロメル・ルカク

ロメル・ルカク

 公式戦96試合で42得点13アシスト。マンチェスター・Uで過ごした2年間でロメル・ルカクが残した数字は、それほど悪いものではなかった。しかし好不調の波が激しく、ビッグマッチでは結果を残せない精神面の弱さも露呈したルカク。マンチェスター・Uのエース・ストライカーとしては、及第点を与えられなかった。

 2019年にインテルへ移籍したベルギー代表FWは、ラウタロ・マルティネスとのコンビでゴールを量産。2020-21シーズンにはインテルを11年ぶりのセリエA制覇に導くと、EURO2020では大会ベストイレブンに選ばれる活躍。選手としての格を上げたルカクは昨年夏、古巣であるチェルシーに9750万ポンド(約152億円)で戻って来た。イタリア時代の輝きは失われつつあるが、かつてチェルシーとマンチェスター・Uでルカクを指導したモウリーニョ氏は以前、「彼は内面に愛情と支援を必要とする子供がいて、自分が重要だと感じる必要があるんだ」と分析していた。ルカクが何よりも必要としているのは、気分良くプレーできる環境なのかもしれない。

(記事/Footmedia)

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