離脱者続出のチェルシー、指揮官が現状に嘆き「クレイジーなことをやらざるを得ないかも」

　チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、負傷、そして新型コロナウイルスの影響で離脱者が続出しているスカッドについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。

　チェルシーは昨シーズン、チャンピオンズリーグ（CL）を制し、今シーズンも勢いそのままに首位をひた走っていた。しかし、冬に入り負傷者が続出しメンバーが欠け始め、現在は新型コロナウイルスの影響もあり大人数がチームに戻れていない。

　前節エヴァートン戦はFWロメル・ルカク、FWカラム・ハドソン・オドイ、FWティモ・ヴェルナー、MFマテオ・コヴァチッチ、DFベン・チルウェルが新型コロナ感染で欠場。MFカイ・ハフェルツも体調不良で感染が疑われたためベンチ入りを見送った。

　第17節では多くの試合が新型コロナウイルス感染者が発覚したことから延期となったものの、チェルシーの試合は決行。基準について問われたトゥヘル監督は「彼ら（プレミアリーグの理事会）次第だ。それは私が決められることではない。でも、何においても明確で、透明性があるというのは良いことだ」とコメント。

　また、第18節はすでに5試合の延期が決まっている。チェルシー戦は開催が予定されており、トゥヘル監督は厳しい台所事情から選び抜かなければならないが、スカッドについて次のように語っている。

「なにも確かなことはない。明日には全てが変わっているかもしれないし、そこから先に進まなければならない。2時にトレーニングを行って、そのあとバスに座って向かうんだ。一度新型コロナウイルス感染が確認されると、10日間の離脱が決まる。そして12月の10日間は、最低でも3試合だ。これは、克服すべきいくつかの問題となる」

「ジョルジーニョは痛みがあって日曜の出場には疑問が残る。（ルベン）ロフタス・チークも同様だ。彼らが私たちと帯同し出場できるかはわからない。ではマテオとエンゴロを使うか？　それは彼らにとってフェアだろうか？　それはノーだ。起用は可能か？　それはわからない。でもそうしなければならない可能性もある」

「様子を見てみるよ。もしかしたら、普段はやらないようなクレイジーなことをやらざるを得ないかもしれない。でも我々はキープレイヤーを欠き、解決策を見つける必要があるんだ。（こういう時にクレイジーなことは）普通なことだ」