エジルがガナザウルスに救いの手を差し伸べた [写真]=Getty Images
解雇された“ガナザウルス”に救いの手が届いた。アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジルが6日、クラブ公式マスコットの“中の人”の給料全額を支払うことを申し出た。
今夏の移籍市場の閉幕日だった5日、アーセナル公式マスコットであるガナザウルスの解雇という衝撃的なニュースが話題となった。地元紙『イブニング・スタンダード』によると、アーセナルは新型コロナウイルスによる財政難のため、マスコットの“中の人”であるジェリー・クィ氏を解雇したという。
このニュースを受けて立ち上がったのがエジルだった。同選手は6日、Twitterで自身の給料からガナザウルスの給料分をクラブに払い戻すことを申し出た。
「クラブにとって不可欠な存在であり、有名で忠実なマスコットのガナザウルスとして知られるジェリー・クィが27年間務めてきた末に解雇されたことはとても悲しい。そのため、僕がアーセナルに所属する間は、ジェリーが愛してやまない彼の仕事を続けられるように、“ビッグ・グリーン・ガイ”(ガナザウルス)の給料全額分をアーセナルに払い戻すことを申し出ます」
クィ氏は試合ために兄弟の結婚式も欠席するほどの熱狂的なアーセナルファンで、27年間にわたってガナザウルスとして試合や地域での活動を積極的に行ってきた。しかしクラブは現在、無観客で試合が開催されているためマスコットの必要性が薄れたと判断した模様。8月には55名のスタッフ解雇が発表されており、クィ氏もその一部だったようだ。
これに対し、アーセナルファンはクラウドファンディングを立ち上げ、「ガナザウルスは27年間、アーセナルのマスコットとして活躍してきた。クラブのアイコンであり、絶滅させるわけにはいかない。一生をかけたファンであるジェリー・クィが演じているが、彼を失うのはとても悲しいことだ。ガナザウルスを残すためにお金を集めましょう。寄付をお願いします!」と呼び掛けた。
また、このニュースには各国のクラブも反応し、セビージャにいたってはSNSでガナザウルスの獲得を発表。ニュースはアメリカにも届き、同国3部のフォワード・マディソンがTwitterでレンタル移籍のオファーを提示したとツイートしていた。
I was so sad that Jerry Quy aka our famous & loyal mascot @Gunnersaurus and integral part of our club was being made redundant after 27 years. As such, I’m offering to reimburse @Arsenal with the full salary of our big green guy as long as I will be an Arsenal player… pic.twitter.com/IfWN38x62z
— Mesut Özil (@M10) October 6, 2020
Dreams do come true. Welcome, @Gunnersaurus! ⚪️🔴 #AnnounceGunnersaurus #DeadlineDay https://t.co/2xlJ0WWRnA pic.twitter.com/yxFDMr4yry
— Sevilla FC (@SevillaFC_ENG) October 5, 2020
BREAKING: Forward Madison has submitted a bid to bring in Gunnersaurus on loan. 🔁
We can pay in cheese curds. #SaveGunnersaurus pic.twitter.com/W0M7ye2fIe
— Forward Madison FC (@ForwardMSNFC) October 5, 2020
By サッカーキング編集部
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