6月30日に契約満了を迎えるウィリアン(左)、ララーナ(中央)、フェルトンゲン(右) [写真]=Getty Images
プレミアリーグは14日、2020年6月30日でクラブとの契約が満了する選手について、短期の契約延長が可能になると発表した。
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今季のプレミアリーグは第30節以降の全試合を中断。イギリス政府は屋外のスポーツイベントについて、6月1日から非公開で開催する意向を示しており、プレミアリーグも同日からのシーズン再開を模索している。
6月1日以降にシーズンが再開となった場合、シーズン終了は6月30日以降になる可能性が高く、クラブは一部選手との契約切れや登録の問題を懸念していた。そのため、全クラブとすべての株主が、6月30日に契約満了を迎える選手と短期契約が結べることで同意した。
プレミアリーグの最高責任者であるリチャード・マスターズ氏は、「クラブが可能な限り、シーズン中断前と同じチームでシーズンを完了することを取り決めました。選手はシーズンの終わりまで、6月30日を超えて契約を延長することができますが、双方の合意が必要です」とコメント。なお、クラブと選手は6月23日までに契約延長に同意する必要がある。
イギリスメディア『スカイスポーツ』によると、6月30日でクラブとの契約が満了する選手は、プレミアリーグ全体で57選手いる模様。チェルシーはウィリアンやペドロ・ロドリゲス、オリヴィエ・ジルーら、リヴァプールはアダム・ララーナやナサニエル・クラインらとの契約が満了する。ほかにもダビド・シルバ(マンチェスター・C)やヤン・フェルトンゲン(トッテナム)の契約も6月末までとなっている。