チェルシーでプレーするアブラハム [写真]=Getty Images
チェルシーに所属するイングランド代表FWタミー・アブラハムが、更なる成長を誓った。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
チェルシーは昨年2月、18歳未満の海外移籍に関するFIFA規則に反したとして、今後2回の移籍市場における選手補強禁止処分を科されていた。しかし、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に訴えが認められたことで禁止処分が軽減され、今冬から補強が可能となっていた。
そこで、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)やドイツ代表FWティモ・ヴェルナー(ライプツィヒ)、ベルギー代表FWドリース・メルテンス(ナポリ)らに関心を寄せていることが伝えられていたが、補強は実現せず移籍市場は終了した。
今季、アブラハムがここまで公式戦32試合の出場で15ゴール6アシストを記録しながらも、フランク・ランパード監督が前線の補強を望んでいたことについて同選手は理解を示した。
「チェルシーのようなクラブでプレーしている限り常にプレッシャーがある。正しいタイミングで正しい場所にいると思っている。自分自身の能力を信じることが重要だ。これからも得点を決めていくことは確信している。ここまでは素晴らしいシーズンを示している。これを続けていきたい。まだまだ重要な試合が残されている。それらの試合に向けて準備して自分の役割を果たしたい」
「加入が噂されていたのはカバーニのように長年試合に出場しているトップストライカーだった。彼がここに来ても良かったと思う。彼のような選手から学ぶことができるし、アイデアを自分のモノにできたりするからね。それは実現しなかったけど、これは自分のポジションを確立するためのさらなるプレッシャーにもなる」
アブラハムは1月21日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナル戦で左足首を負傷。FAカップ4回戦のハル・シティ戦は欠場したものの、2月1日のリーグ第25節レスター戦で復帰を果たしている。
自身の状態については「足首はまだ痛いけど、選手には痛みを抱えながらプレーしなければいけない時もある。(レスター戦の)後半は薬の効果が切れかかっていたけど、この休みの期間にしっかりと回復したいと思う」と負傷具合を明かした。
チェルシーは次戦、ウィンターブレイク明けとなる17日にホームでマンチェスター・Uと対戦する。