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リヴァプールの選手たちは働きすぎ? プレミア“ビッグ6”の今季出場時間ランキング

“お疲れ気味”なトップ6中心選手たち [写真]=Getty Images

 リヴァプールのユルゲン・クロップ監督の発言をキッカケに、イングランドサッカー界で過密日程の議論が再熱している。

 リヴァプールは26日に行われたFAカップ4回戦で、シュルーズベリー・タウン(3部)を相手に2-2のドロー。この結果、2月4日の再試合を戦うことが決まった。しかし、同時期は今季から導入されたウィンターブレイクの時期と重なる。クロップ監督は主力メンバーの休養を優先し、FAカップ再試合はユース主体のメンバーで臨むことを明言したが、シュルーズベリー・タウンのサポーターからは「敬意を欠いている」と批判の声があがった。

 一方、クロップ監督の意見を擁護するのが、マンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督だ。以前から過密日程に不満を漏らしていた指揮官は、「我々は中2日、3日で試合をするスケジュールを受け入れているんだ。監督の選手選考に外野が口出しすべきではない」とコメントしている。両監督の考え方には賛否両論があるが、過密日程の問題が再び大きな注目を集めているのは間違いない。

 では、リヴァプールの選手たちは本当に“働きすぎ”なのだろうか。今回は、移籍情報サイト『transfermarkt』のデータをもとに、プレミアリーグの“ビッグ6”に所属する選手たちの今季の出場時間(公式戦)を調査。クロップ監督の主張は妥当なのか否か、検証してみた。

 まずは、ビッグ6が今季ここまでに消化した試合数(1月29日時点)を見てみよう。

1位 リヴァプール(38試合)
2位 マンチェスター・C/マンチェスター・U(37試合)
4位 チェルシー(35試合)
5位 トッテナム/アーセナル(34試合)

 プレミアリーグ、FAカップ、カラバオ・カップ、そしてFIFAクラブワールドカップにも出場したリヴァプールが、38試合でトップ。1月の時点で、リーグ戦の1シーズンに相当する試合数を消化していることが分かる。ただし、マンチェスター勢も37試合と、リヴァプールと1試合しか変わらない。多少のバラつきはあるが、大差があるとは言えないだろう。

 もちろん、試合数が多ければ多いほど、出場時間は増加傾向にある。では、選手別の出場時間ランキングを見たとき、リヴァプールの選手が上位を独占するのだろうか。以下、今季公式戦の出場時間が最も多い選手を10位から紹介していく。

※以下、情報はすべて1月29日時点のもの
※日本円は1月29日時点のレートで換算
※カッコ内は(所属クラブ/国籍/ポジション/年齢)

10位 ロベルト・フィルミーノ

公式戦34試合に出場しているフィルミーノ [写真]=Getty Images


(リヴァプール/ブラジル/FW/28歳)
出場時間(試合数):2587分(34試合)

 ここまでチームトップの公式戦34試合に出場。モハメド・サラー、サディオ・マネ(共に15ゴール)に次ぐ10ゴールを記録している。先月開催されたFIFAクラブワールドカップの決勝では決勝点を挙げるなど、プレミア以外での貢献も目立っている。

9位 トビー・アルデルヴァイレルト

モウリーニョ監督の信頼も獲得しているアルデルヴァイレルト [写真]=Getty Images


(トッテナム/ベルギー/DF/30歳)
今季出場時間(試合数):2610分(29試合)

 トッテナムで最も稼働時間が長いのがアルデルヴァイレルトだ。プレミアでは24試合中23試合でフルタイム出場を果たしている。先月20日には2023年までの契約延長にサイン。モウリーニョ新体制でも守備の要として活躍している。

8位 ラヒーム・スターリング

昨季を上回るペースでゴールを重ねるスターリング [写真]=Getty Images


(マンチェスター・C/イングランド/FW/25歳)
出場時間(試合数):2627分(33試合)

 今季ここまで、チーム最多タイの公式戦33試合に出場。さらに20得点を記録し、“ビッグ6”に所属する選手の中で、同僚のセルヒオ・アグエロ(21ゴール)に次ぐゴール数を叩き出している。これは、51試合で25ゴールをマークした昨季を上回るペースだ。

7位 トレント・アレクサンダー・アーノルド

すでに今季アシスト数が10に到達したアレクサンダー・アーノルド [写真]=Getty Images


(リヴァプール/イングランド/DF/21歳)
出場時間(試合数):2628分(32試合)

 ここまでプレミア全試合に出場。昨季の第28節ワトフォード戦から数えて、実に34試合連続でリーグ戦のピッチに立っている。23日に行われたウルヴァーハンプトン戦では、今季リーグ戦でのアシスト数が「10」に到達。プレミア史上初めて、2桁アシストを複数シーズン達成したDFとなった。

6位 モハメド・サラー

CLでも“皆勤賞”で稼働したサラー [写真]=Getty Images


(リヴァプール/エジプト/FW/27歳)
出場時間(試合数):2681分(31試合)

“ビッグ6”に所属するFWの中で、出場時間が最も長いのがサラーだ。ここまで公式戦31試合に出場。チャンピオンズリーグ(CL)では、全6試合にフルタイム出場して4ゴールを挙げた。ここまで、マネと並ぶチーム最多の15ゴールをマークしている

5位 セサル・アスピリクエタ

泥にまみれても試合に出続けるアスピリクエタ [写真]=Getty Images


(チェルシー/スペイン/DF/30歳)
出場時間(試合数):2720分(30試合)

 昨季はプレミア全試合出場を達成するなど、公式戦57試合でプレーしたアスピリクエタ。今季はリース・ジェームズの台頭もあってベンチスタートになる試合も増えたが、ここまでの35試合中30試合でピッチに立っている。フィールドプレーヤーとしてはチーム最長の出場時間を誇る。

4位 ケパ・アリサバラガ

フル回転で活躍するが、ミスも目立ち始めているケパ [写真]=Getty Images


(チェルシー/スペイン/GK/25歳)
出場時間(試合数):2820分(31試合)

 国内のカップ戦4試合を除き、公式戦全試合に出場。“ビッグ6”の守護神としては唯一、トップ10に名を連ねた。ただ、21日に行われたアーセナル戦では被枠内シュート2本で2失点を喫するなど、内容は決して褒められたものではない。GK史上最高額の移籍金(8000万ユーロ/約96億円)に見合った活躍ができておらず、ファンからは不満の声が上がっている。

3位 アンドリュー・ロバートソン

もはや不動のサイドバックとなったロバートソン [写真]=Getty Images


(リヴァプール/スコットランド/DF/25歳)
出場時間(試合数):2824分(33試合)

 リヴァプールではフィルミーノに次いで2番目に多い、公式戦33試合に出場。7位にランクインしたアーノルドと共にそろってトップ10入りを果たすなど、クロップ体制における両サイドバックの重要性が伺える。

2位 ハリー・マグワイア

すでにマンUでは外せない存在となっているマグワイヤ [写真]=Getty Images


(マンチェスター・U/イングランド/DF/26歳)
出場時間(試合数):2832分(32試合)

 マンチェスター・U加入1年目ながら、プレミアリーグでは全24試合でフルタイム出場。公式戦出場はチーム最多の32試合を数える。17日には、インテルへ移籍したアシュリー・ヤングに代わって、新キャプテンに任命された。

1位 フィルジル・ファン・ダイク

替えが効かないゆえに、昨季よりも疲労の影響が危惧されているファン・ダイク [写真]=Getty Images


(リヴァプール/オランダ/DF/28歳)
出場時間(試合数):2940分(32試合)

“ビッグ6”の中で、今季の出場時間が最も長いのはファン・ダイクだった。出場数では、フィルミーノ(34試合)やロバートソン(33試合)を下回るが、プレミアリーグとCLで全試合フルタイム出場を果たすなど、チームで最も替えの効かない選手となっている。

 以上、リヴァプールからは5人の選手がトップ10にランクイン。もちろん、クラブ別で最多数を誇り、「精神的にも肉体的にも、選手たちは休息を必要としている」というクロップ監督の主張は妥当だと言えそうだ。

 ただし、指揮官が特定の選手に依存する傾向があることも分かる。最終ラインでは、ファン・ダイク、ロバートソン、アーノルドが、最前線ではフィルミーノとサラーの2選手がトップ10入り。一方で、アリソンの負傷離脱があったGKはともかく、中盤の選手の名前はひとつもなかった。つまり中盤に関しては、レギュラー組と控え組の実力差がそれほどなく、ローテーションも上手くいっているが、その他のポジションは主力メンバーに頼りがちということだ。

 シーズンの終盤に向けては、主力メンバーの英気を養うことはもちろん、南野拓実らバックアッパーの奮闘もカギを握るだろう。クロップ監督のチームマネジメントにも注目だ。

(記事/Footmedia)

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