アーセナルとチェルシーを率いるアルテタ氏とランパード氏 [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第20節アーセナル対チェルシーの一戦で起こった“疑惑の判定”について、両クラブの指揮官が言及した。29日、イギリス紙『デイリー・ミラー』が報じている。
アーセナルがガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤンのゴールで先制したこの一戦は、イタリア代表MFジョルジーニョの投入で流れを変えたチェルシーが、その司令塔の同点弾とイングランド代表FWタミー・アブラハムの決勝ゴールで2-1の逆転勝利を収めた。
しかし、ジョルジーニョのゴールは本来なら存在しないものだったとの指摘が相次いでいる。55分にイエローカードを貰っていたジョルジーニョは、76分にマテオ・ゲンドゥージを背後から掴んでアーセナルのカウンターを阻止。しかし、目の前でファウルを目撃していたクレイグ・ポーソン主審は同選手にカードを出さず、抗議したアーセナルのアレクサンドル・ラカゼットにイエローカードを提示した。
このシーンについて問われ、アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は判定への不満をにじませた。
「私は皆さん自身が決めればいいことだと思う。私にとっては、とても明らかなことだったがね」
一方、判定に助けられた形となったチェルシーのフランク・ランパード監督も、このシーンがミスジャッジであったことを認めた。
「私は間違いなく2枚目のイエローカードが出されるべきだったと思うよ。ロンドンダービーではそのようなことが多く起こる。1枚すでにカードをもらっていなかったら、あのシーンでもイエローカードが出ていただろう」
「あのシーンに関しては私たちが少しラッキーだったと思う。しかし他の試合では、私が不運を嘆く番になったことが何度もあった」