5日に行われるプレミアリーグ第8節では、リヴァプールが本拠地アンフィールドにレスターを迎える。ここまで7戦全勝で首位に立つリヴァプールと、4勝2分け1敗で3位につけるレスターの上位対決を前に、知っておきたい7つのトピックを紹介する。
■直近の対戦は引き分け
両チームはこれまで公式戦で111回対戦し、リヴァプールが47勝25分け39敗と勝ち越している。アンフィールドで開催されたプレミアリーグでの対戦に限定すると、レスターは最近8試合に未勝利(1分け7敗)だ。ただし、唯一の引き分けは、今年1月に行われた前回対戦で記録したもの。リヴァプールにとっては、先制しながら勝ち点3を取り損ねた試合であり、最終的に1ポイント差でマンチェスター・Cに優勝トロフィーを譲る一因となった。
■初の古巣対決

[写真]=Getty Images
レスターを率いるブレンダン・ロジャーズ監督にとっては“古巣対決”となる。スウォンジーでの手腕を買われ、2012年夏にリヴァプールの指揮官に就任。2シーズン目にはチームをリーグ制覇まであと一歩のところまで導き、注目を集めた。しかし、今からちょうど4年前、2015年10月4日に解任。リヴァプールを去った後は、セルティックを率いて、在任期間中に獲得可能だった全7タイトルを獲得した。今年2月末にレスターに引き抜かれる形でプレミアリーグに復帰し、今回が初のリヴァプール戦となる。なお、スウォンジーの監督時代には、リヴァプールと2戦して1勝1分けと負けなし。開幕からの連勝をストップすることができるのか、注目される。
■“生き残り”は7人
ロジャーズ監督に率いられた3年半の間に、リヴァプールは過渡期を迎えていた。ジェイミー・キャラガーは引退し、ルイス・スアレスとラヒーム・スターリングはバルセロナとマンチェスター・Cへ移籍。キャプテンの座もスティーヴン・ジェラードからジョーダン・ヘンダーソンへと引き継がれた。同期間中に、リヴァプールは3億ポンド(現在のレートで約396億円)を投じて33名の補強を敢行。今もチームに残っているのは、ジェイムズ・ミルナーやロベルト・フィルミーノなど7名だけとなっている。ちなみに、ロジャーズ政権時代にリヴァプールで活躍したコロ・トゥーレも、レスターのコーチとしてアンフィールドに戻ってくる。試合後にはピッチの内外で旧友を温める場面が見られそうだ。
■ロジャーズ就任後は3位
リヴァプールがロジャーズからユルゲン・クロップへ監督交代を行った2015-16シーズンに、奇跡の優勝で世界を震撼させたレスター。その後は中位に甘んじていたが、今年2月にロジャーズ監督が就任して以降は好成績を残している。同監督の下ではプレミア17試合を戦って、9勝4分け4敗。勝ち点31を獲得している。同期間でこれを上回るのは、リヴァプール(勝ち点49)とマンチェスター・C(勝ち点46)だけ。奇跡の再来は難しいとしても、トップ4入りの可能性は十分にある。
■“ビッグ6キラー”に要注意

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ロジャーズ政権下のレスターで好調をキープするのが、エースのジェイミー・ヴァーディだ。同監督の下で出場したプレミアリーグは、109分毎に1ゴールを記録。キャリア最高のペースで得点を重ねている。またヴァーディはビッグマッチが大の得意。2014年8月のプレミアデビュー以降、ビッグ6との対戦では31ゴールを決めており、これはマンチェスター・Cのセルヒオ・アグエロ(30得点)らを抑えて、同期間でのプレミアリーグ記録になっている。中でもリヴァプールとの相性は抜群。プレミアでは過去9試合に出場して7得点を挙げているのだ。リヴァプールの守備陣は一瞬たりとも気を抜くことが許されない。
■歴史は繰り返す?
リヴァプールは前節、昇格チームであるシェフィールド・Uに大苦戦。70分にジョルジニオ・ワイナルドゥムが放った最初の枠内シュートを、シェフィールド・UのGKディーン・ヘンダーソンがキャッチミスしたおかげで、辛うじて勝ち点3を手に入れた。プレミアリーグでの連勝を「16」に伸ばし、マンチェスター・Cの持つ連勝記録まであと2つに迫っている。そのリヴァプールは、ホームでの無敗記録も継続中。43試合連続無敗(33勝10分け)は、現在、欧州5大リーグに在籍するクラブとしては最長記録になる。トップリーグにおけるクラブ記録は、1978年2月から1980年12月にかけて成し遂げた63試合だが、当時の記録を止めたのはなんとレスターだった。リヴァプールはこの試合に勝つと、ホームでのプレミア11連勝でクラブレコードを樹立するが、再びレスターに行く手を阻まれることになるのだろうか。
■予想オッズは?

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イギリス大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』は日本時間4日正午現在、リヴァプールの勝利に「1.44倍」、レスターの勝利に「7.5倍」、ドローに「4.6倍」というオッズを付けている。2日のチャンピオンズリーグ・ザルツブルク戦から中2日での試合になるとはいえ、ホームで戦う首位チームの優位は揺るがないようだ。しかしリヴァプールを知り尽くす指揮官と、“ビッグ6キラー”のエースを擁するレスターにも勝機はあるだろう。好ゲーム必至の上位対決から目が離せない。
(記事/Footmedia)
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