FAが制裁へ？　アーセナル指揮官、蹴ったボトルが相手サポーターに直撃

　FA（イングランドサッカー協会）は27日、アーセナルのウナイ・エメリ監督が引き起こした件について制裁を下す可能性を明かした。イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　26日に行われたプレミアリーグ第19節ブライトン戦でアーセナルは先制するも、1－1の引き分けに終わり、勝利を逃した。その試合中、エメリ監督はフラストレーションが溜まり、給水ボトルをキック。すると蹴って飛んだボトルがブライトンのサポーターに当たってしまっていた。

　同監督はその後すぐにそのサポーターに謝罪。また、第4審に事情を説明していたが、FAへの試合のレポートにエメリ監督の対応は記述されておらず、今回FAはエメリ監督に制裁を下す警告をしたという。

　エメリ監督は試合の翌日の記者会見で同件について次のようにコメント。また、エメリ監督は試合後にサポーターの家まで謝罪しに行ったという。

「私は彼らに謝った。触れただけだったが、当たったのは事実。私はチームの出来に満足していなかったんだ。すみません、と彼らには言ったよ。それが問題の終わりであることを私は望んでいる」

　元マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は、2016年のウェストハム戦でボトルを蹴り1試合のベンチ入り禁止処分を与えられた。そのため、今回は「蹴った」という事実に焦点が当てられ処分が下されるかもしれない。

　チャンピオンズリーグ（CL）圏内の4位浮上を目指す5位アーセナルにとって指揮官不在は痛手。これから行われるリヴァプール戦やマンチェスター・C戦に不安がよぎる。