昨シーズンはストークでプレーしたDFズマ [写真]=AMA/Getty Images
今夏の移籍市場でセンターバックの補強を目指しているマンチェスター・Uが、チェルシーに所属するフランス人DFクル・ズマの獲得に動いているようだ。イギリス紙『デイリーメール』が8日に報じている。
プレミアリーグの移籍市場閉幕を9日に控え、マンチェスター・Uがセンターバック補強に向けた最後の動きを見せているようだ。同クラブは今夏、レスターのイングランド代表DFハリー・マグワイア、バルセロナのコロンビア代表DFジェリー・ミナの獲得を狙っていたものの、断念したと報じられた。
相次ぐ獲得失敗を受け、バイエルンに所属するドイツ代表DFジェローム・ボアテングやトッテナムのベルギー代表DFトビー・アルデルヴァイレルトもターゲットとして挙げられたものの、前者に関してはドイツ誌『Kicker』日本語版がオファーに断りを入れたと報じている。
センターバック補強に苦戦しているマンチェスター・Uだが、今回の報道によると、ズマも補強ターゲットとして浮上している。現在23歳の同選手は2014年からチェルシーでプレー。昨夏に新たに6年契約を締結したうえで、昨シーズンはストークへレンタル移籍で加入して34試合出場1得点を記録した。
同紙によれば、ミナと同様、ズマもエヴァートンとの争奪戦になっている模様。エヴァートンはレンタル移籍での獲得、マンチェスター・Uは完全移籍加入を目指しているという。ただ、チェルシー側はライバルであるマンチェスター・Uに同選手を放出することに難色を示しているようで、交渉は一筋縄ではいかないとみられている。
マンチェスター・Uのジョゼ・モウリーニョ監督は補強難航に苛立ちを見せているようだが、チェルシー指揮時に獲得したズマとの再会を果たすことはできるだろうか。